保育園の帰り道、
2人で歩いていると突然しゃがみこんだ娘。
どうしたのかな〜と覗き込むと、
どうやらダンゴムシを見つけたようです。
人並みに虫が苦手な私は、内心「ヒエーーー」と思いつつも
「ダンゴムシさんいるねー。よく見つけたねー。」
なんて母親らしいセリフ…!
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
ダンゴムシに手を伸ばす娘。
やめて!やめてちょうだい!潰れちゃう!!!
こんな時母親は何て言うのが正解なのだ。
「イヤーやめてー!ゾワっとするーーー!(本心)」
いや、これじゃないはずだ。
「潰したら死んじゃうから、そっとしておこう!」
いやいや、本人は潰そうと思ってないし、死の概念もないのだ。
言っても伝わらないだろう。
「ダンゴムシさん、ネンネしてるからそっとしておいてあげよう!」
これ!これです!
よく知っている「ネンネ」というワードを使って興味をそらし、
そっとしておくという優しさを教えてあげることができる最高の言葉!
このタイミングで思いついたのが奇跡としか言いようがない。
娘も納得したのか、「ばばーい」と手を振って歩き始めました。
という話を保育園の連絡帳に書いたところ、
先生からの返信で恐ろしいことが書いてありました。
「これから成長すると、ポケットいっぱいにダンゴムシを入れて
もってくるようになりますよ(笑)」
娘の成長が楽しみだったけれど、今は少し恐怖も感じています。
作者:やまぎし みゆきさん
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