稽留流産 とつわり「妊娠発覚!でもつわりがありません」
「妊娠発覚!でもつわりがありません」稽留流産とつわり
結婚して半年程経ったころ、仕事をしていたので日々慌ただしく過ぎていき、自分のからだの事なんて、考えてもいませんでした。
体調不良という事はなかったけど、「ちょっと生理が遅れているな」という自覚はありました。妊娠検査薬を使ってみたところ陽性反応があり、驚きと嬉しさのあまり、妊娠経験がある友達に連絡を取りました。
妊娠経験談を聞いたところ、「つわりが辛い」と、みんなは言うのですが、私は全くつわりの症状がありません。
吐き気や食べ物の好みが変わると言われたのですが、全く普通通りの生活を送れたので、つわりがない体質だと思っていました。
産婦人科に初めて健診に行ったところ「妊娠5週」である事が分かりました。
そこでエコー検査をすると、胎嚢という小さな小さな我が子が見えました。
でも、まだ心拍が確認出来ないので、あと3週間後に再び健診に来るように言われました。当時はその言葉の意味がよく分かっていなくて、ただただ喜びました。
普通に妊娠していて、このまま普通に産まれると思っていたからです。
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「流産と診断されて」
3週間後にワクワクしながら産婦人科を訪れ、エコー検査をしましたが、今日も心拍が確認出来ないとのこと。
それは死を意味する事だと全く知りませんでした。
私には何の知識もありませんでした。
先生が「おそらく妊娠8週ごろだと思われますが、心拍が確認出来ません。
心臓が動いていないので、このまま大きくなる可能性は低いでしょう。稽留流産だと思います。」と言われました。
それから手術の事についていろいろと聞かれましたが、あまりのショックで対応出来ないほどでした。
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「生と死の待合室」
流産だと聞かされ、産婦人科の待合室で、会計を待っている時間が一番辛かったです。周りには幸せそうな妊婦さんがたくさんいらっしゃいました。
大きなお腹を抱えながら、出産予定日はいつですか。男の子ですか。女の子ですか。など、穏やかな口調で話が聞える中、私は下を向いてじっと耐えました。
みなさんが持っていらっしゃる母子手帳。私はもらえないんだなって。
どうして私だけ流産なんだろうって、今までに経験がない位落ち込みました。
どんな顔をして会計をすればいいのやら、震える手でお金を払いました。
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稽留流産 とは?
「心拍の確認とは?」
私の場合は、初めから心拍が一度も確認出来ませんでしたが、初めは心拍が確認出来たのに、だんだん弱くなり、確認出来なくなるケースもあるようです。
心拍はエコーで見ると、心臓がピクピク動くのが見えます。
エコーにもよりますが、ドクドクと心音が聞える場合もあります。
早くて5週目で確認が出来る人もいますし、10週辺りで確認が出来る人もいるようです。私は一応念のため、10週まで様子を見て、やはり心拍は確認出来なかったので、手術をする事になりました。
10週まで様子を見る時間はとても長く、何も手につかない日々でした。
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「流産の原因」
稽留流産は、胎芽や胎児の状態で成長せず、子宮内で死亡している事です。
原因は分かりませんが、妊娠初期の流産は先天的なものや、染色体異常の可能性が高いそうです。流産すると、母親は自分を責める気持ちが大きくなりますが、原因が明確に分かる事は少ないようです。
体内で死亡しても、私のようにつわりがなく、自覚症状もなく、死亡したまま子宮内にとどまっている状態があります。
胎児が外に流れてくるのを待つ医師もいるようですが、大量出血が伴う事がありますし、感染症にも繋がるので、体外に人工的に摘出する手術を妊娠10週辺りで受けました。
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「流産手術の詳細とつわり」
これは人口中絶の手術と同じだと聞いたので、大変胸が痛みました。全身麻酔をし、人工的に摘出する日帰りの手術です。
私は朝10時に病院へ行き、午後3時ごろには病院を出ました。こんなに簡単に終わってしまうのかと思うと、とても辛かったです。
麻酔をするので、手術での痛みはありませんでしたが、手術後、数日はすごく出血しました。からだよりも心にダメージが大きく、日常に戻るには時間がかかりました。
先生からは、出血が続くまでつわりに似た症状があるかもしれないと言われましたが、私はつわりに似た症状は、一度もなく、妊娠した自覚もなく、とても寂しかったです。
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「流産後、母になるために」
妊娠初期の流産の原因は、前にも述べた通り、赤ちゃんに異常がある場合が多いですが、私は2回続けて流産をした為、その後検査を受けました。
そこで抗核抗体の異常により、流産をしていた事が分かり、不妊治療を受けることになります。
初めての流産から1年半が経ち、無事に妊娠し、つわりが始まった時は、とても嬉しかったです。吐き気があると、赤ちゃんが大きくなっているんだなと、しみじみ思いました。
流産はとても辛いです。自分のお腹の中で我が子が死んでしまうのですから。でも、妊娠の15パーセントは流産をすると言われています。意外と多い数字だと思います。
流産した経験を自ら話す人は少ないので、なかなか経験談を聞く事はありませんが、流産で落ち込み、たくさん泣いた後は、しっかり前を向いて、次の妊娠と向き合って欲しいと思います。
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。