いきむことも出来ない。次第に意識がもうろうとしていき・・【高齢出産なめてました。体力不足で色々と限界になった話⑨】by 宝田くま子
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と、注意されてもじっとなんかしていられない。
どんなに堪えようとしても、あまりの痛みに暴れてしまうんです勝手に・・・。
今思い返すと、なんとも面倒な妊婦だったことでしょう。言うことがきけず本当にすみませんでした。
そして、内診を終えた助産師さんから思わぬ提案が。
【いきみたくないけれど】
ほえ?いい感じに開いてる?全開ではない?え?いきむって?まったくいきみたくないんですけど?
と、頭の整理がつかないうちに、ズンズンと訪れる痛みの波。
まったくいきみたいという感覚がないまま、言われた通りにいきんでみます。
「ぬーーーーーーわ゙ぁーーーーーーんん゙ーーんんんーーーーーー!!!!!ん!ん!んんんん!!!!!」
しかし、痛みの感覚が強すぎるせいか、いきむ感覚がまったくわかりません。
ただただ、体に力を入れているだけ?のような感覚が続き、時間と体力だけが奪われていきました。
「んんんんーーーーー!!!!」
「んんーーーーんーーーーー!」
「んーーーんんんーーーーーん!!!」
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
そんなことをどのくらい続けた頃でしょうか。
【いきみ続けた私は…】
いきむことすら出来なくなり、次第に意識がもうろうとしてきます。
まったく体に力が入らず、ぽわぽわぽわぽわ。
「もしかして、わたし・・・・」
と、その時、助産師さんの力強い声が頭の奥で響きました。
アレ?
モシカシテ、ワタシ、意識ヲ、失イカケテイル・・・・?
次回に続きます。
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