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自分の時間をもてるようになって思うこと『息子は自閉症。ママのイラスト日記㉛』

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こもたろは幼少期、母子分離が難しい子だったので、身内に預けるということもできず、24時間つきっきりの生活でした。目も離せないので、当時は肩に重くのしかかる存在。

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それでも可愛く愛おしい我が子なので、「この子と離れたい」などの感情はわかなかったのですが、「自分の時間が欲しいな」という気持ちは少しありました。

3歳手前から通いだした療育園。

ここは母子通園だったので、この時もいつも一緒。少し離れる時間というのは、45分間設けられた母子分離の時間だったでしょうか。それでも待合部屋で待機していなければならず、自分の時間というのとは違いました。

その後、5歳から療育園と併用して通いだした幼稚園は、週2日で登園させてもらうことができ、かなり助かりました。でもその時間は普段できない場所の掃除や買い出しなど、“こもたろがいると難しい作業”に充てるばかりで、あっという間になくなりました。

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たまにありがたいことに、幼稚園のお母さん方からランチに誘っていただくこともありました。

すごく嬉しい。絶対に行きたい。

ただ、そうすると、そのスケジュールに合わせて、いろいろ先回りして動かなくてはいけなく、余裕はあまりなかったように思います。

その後、こもたろが小学校に入学すると、やっと日中に自分の時間を持てるようになりました。しかし、この頃の私は、正直すごく戸惑っていました。

今までは、こもたろの介助のために時間を費やし、空いた時間でも常にこもたろに縛られているような感じだったのに、毎日、空き時間をもてるようになったものですから……。

自分の自由時間というものをもてるようになったら、今度は何をしていいのかわからなくなったのです。

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小学1年生の頃は、いつ学校から呼び出されてもいいように、なるべく外出は控えていました。要するに自宅待機です。

それが、1年経ち、先生方からこもたろの様子を伺い、「ああ、大丈夫だ」と思えるようになり、

2年生になってからは、私も少しずつ外に出ることが増えていきました。

小学校のお母さんと外で会ったり、ブログをやっているので他のブロガーさんとの交流で都内まで外出したり。

私にとっては、かなりの冒険です。

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こもたろが生まれてから小学校にあがるまで、ずっと一緒にいた6年。この6年は本当に大変なことも多かったのですが、かけがえのない大切な思い出の6年です。

今、この自由な時間は「ご褒美かな?」と思って、大切に使わせてもらっています。

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