「オレ、この病気かもしれん」という夫の言葉…【弱メンタル夫婦の子育て⑭】
夫のまことくんの調子は相変わらず悪くて、仕事もうまくいかないし
休日は寝てばかりで、ときどきキレ散らかして爆発する…
という日々が続いていたのですが
ある日、まことくんが自分で一冊の本を買ってきました。
それは「強迫性障害」という病気について書かれた専門書でした。
「オレ、この病気かもしれん…」
その言葉を聞いて、わたしもすぐにその本を読みました。
そうしたら、今まで謎で謎で仕方なかった夫の行動が
症例として書いてあるのです!!
不快な強迫観念に支配されて、自分でも無意味だと思っているのに
それを打ち消すための行為がやめられないこと。
強迫行為を邪魔する家族などに対して、
暴言や時には暴力をふるうことがあること。
統合失調症と誤診されやすいこと。
そしてなによりも、治療法があって、その治療を受ければ
改善する可能性があるということ。
わたしは、この日、本当に気持ちがホッとしたことを覚えています。
わたしには理解できない行動は、病気だったんだ。
暴言を吐いたりするのも、家族が憎かったり性格的なものではなく
病気が原因だったんだ。
すべては、病気がさせていたんだ…。
そう思うと、ずっと行き詰って苦しかったところに風穴が開いて
光が見え始めたような気持ちになりました。
【参考文献】
「図解 やさしくわかる強迫性障害」
ナツメ社刊
原井宏明・岡嶋美代 著
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作者:龍たまこさん
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