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誕生日に2歳息子が爆笑の渦を引き起こした出来事 by 綾乃かずえ

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息子が1歳1か月の時に初めて行った初詣。神社の鳥居の前を通る度、パチンと手を合わせていたのにビックリしました。

まだ言葉の話せない息子。それに、まだ真似っこもパチパチ、バンザイくらいの息子。初めての場所で拝む人の姿を初めて見て、すぐ両手を合わせたのでした。とても驚きました。

夫は「神様が、息子へ話かけていたのかもね…?」と興奮気味。

私も「そうかもしれないね…!神様のご加護がありますように!」と返して帰路に着きました。

その後、ちょうど良い機会だと家にある仏壇で手を合わせる時や、お墓参りのときに「のんのん」と教えていました。

やんちゃで動きたい盛りの息子も、火のついたローソク、ゆらゆらと立ち上る線香の煙、おりんの静かな響きに興味津々で手を合わせます。すぐに「のんのん」という言葉も覚えました。

まだ本当の意味はわからないにしろ、手を合わせること自体大切なことだと思っていました。

さて、そんな息子も晴れて2歳の誕生日!
今日は、ばあばやおばさん(私の姉)もお家に来てくれて祝ってくれています。御馳走を食べてプレゼントをもらって… ケーキにローソクをつけて…

「電気を消すよ~! さあ、歌って~♪ ハッピバースデートゥーユー♪」

「わあ!わあ!」

暗闇で息子の興奮する声が響きます。

 

そして―――、

 

彼はぼんやりと光るローソクの火を見て、なんと言い放ったと思いますか?

ええ、そりゃあもうキラッキラ☆の輝いた目で。「それ知ってます!」というしたり顔で。

 

「のんのん!!」

 

 

一同、一瞬クエスチョンマークが頭の上に飛び出します…。

 

 

「ああ!のんのん!ケーキのローソクの火がね。いや似てるけどーーー!!」

 

一呼吸置き、皆が意味が分かると一転爆笑の渦。子どもの発想って面白いです…。(笑)

でもそれだけ、子どもにとって、ローソクの火って特別なものなのかもしれません。とにもかくにも、忘れられない誕生日になったのでした。

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作者:綾乃かずえさん
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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