病院の待合室で立ち尽くした私に声をかけてくれたのは…~長女の場合~【我が家の幼児期事件簿⑥】 by きたぷりん
「我が家の幼児期事件簿④」「我が家の幼児期事件簿⑤」の続きです。
年末年始の休みに帰省した際、長女の耳が聞こえなくなっている!?と思った私は、実家から行ける救急にかかることにしました。
こういう時は車で帰省というのは都合が良かったです。
【救急で言われたこと】
診察がどうなるかわかりませんが帰れればそのまま早めに帰ろうという事で、実家に別れを告げ、子供向けの医療センターの救急へ。たまたまその日の担当診療に耳鼻科もやっていて幸運でした。
でも診察で言われたことは…
耳は特に問題はない…?
そんなはずはない!
この時の救急の耳鼻科の先生は若い当直医の方でした。
大きいのが取れましたと笑顔で言われたのを覚えています。
でも本当にそれが原因なのか。
耳垢で聞こえが悪くなるというのはわかる。
でも長男も次男も、この時期に耳垢を一度もとらなくても、特に耳の聞こえが悪くなることはなかった…。同じ親から生まれ、
同じ環境で育って耳垢の溜まり方にそんなに違いがあって耳が聞こえなくなるほどの違いがでるものなんだろうか。
そして耳垢が取れたらもうそれ以上の検査はなし?
そうは思っても、他に何かあれば小児科で見てもらったら?と言われればどうしようもありません。
鼻風邪自体はこの頃にはすっかり治まっていたので、ここでは投薬の処方もなく、耳垢を取ってもらっただけで後にしました。
【そしてそのまま帰路へ】
福岡から横浜への車での移動は、行きとは違い高速道路の山陽道での事故もなくスムーズに帰りつきました。
この時まだ正月の2日だったかな。どこも病院は休みだったので片付けもそこそこにネットで病院を検索しまくりました。
早くしないと、このまま耳が聞こえなくなってしまう…そんな焦燥感にかられて。
幸いにも車で行ける範囲の場所に365日(確か24時間?)開業している小児科が見つかりました。旦那と相談し、長男次男はポケモンの映画DVDをつけてそのまま寝られるような体制にして小児科へ。
【小児科で言われたこと】
初めていくその小児科は、すでに夜なのに診察待ちの子供達でいっぱい。先生も当番制なのか2人体制。診察時間近くまで車で待機し、旦那にはそのまま車で待ってもらいました。
そして藁をもすがる思いで受けた診察は…
またもや、年配の小児科医の言葉は救急の耳鼻科と同じく「何も問題ありません。」
ものすごく混んでて、先生も疲れていたのかもしれない…。診察は取り付く島もなく数分で終わりました。
私は顔がこわばったまま待合室に戻り柱のそばで立ち尽くしてしまいました。
耳が聞こえていないのに、なぜどこも原因を探ってくれないんだろう…。
それともこれはすべて私の主観的な見方で思う事で、客観的に見ると気にするほどのことでもないのか…?
いやでも確実に耳は聞こえていない。この後私はどうすればいいのか…!?
【看護師さんの言葉】
その時、ぐるぐると頭の中で考えがループしている私の元へ、1人の看護師さんが近づいてきて、そっと話しかけられました。
その看護師さんは診察室にいた方でした。
耳鼻科小児科と来て、誰もおかしいと思ってくれなかった娘の耳。
初めてちゃんと調べた方がいいと言ってもらい、私はそれだけでも救われた気持ちになり、たまらず涙がこぼれてお礼を言うだけでいっぱいでした。
この看護師さんがいてくれて良かった…。
その時の私は暗闇に一筋の光が現れたような気持ちでした。
私はもう一度気を取り直し車で待つ旦那に結果を報告し、その後の受診の予定を考え、正月休み明けに上の子達のかかりつけの耳鼻科で相談してみることから始めることにしました。
そして、そこで耳が聞こえなくなった原因がやっとわかることになるのです。
「我が家の幼児期事件簿⑦」に続く
◆今までのお話はこちらから
★カプセルトイの誤飲~長男の場合~【我が家の幼児期事件簿①】
★あれ、電池はどこ?子供のそばに電池ケースだけが落ちている?!~次男の場合~【我が家の幼児期事件簿②】
★誤飲で病院を受診すると…?! ~次男の場合~【我が家の幼児期事件簿③】
★それは軽い風邪のような症状から始まった…~長女の場合~【我が家の幼児期事件簿④】
★生後半年の娘の耳が聞こえていない?!~長女の場合~【我が家の幼児期事件簿⑤】
作者:きたぷりんさん
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