あなたの帰る里、ほんとうに環境は整ってる?【里帰り出産を考える③】 by 林山キネマ
【里帰り中、出産後はラクできるかと思っていたものの…】
①では「里帰り出産」で実家に帰り、出産前のことを。
②では出産してから、実家の家族と生活のリズムが合わず苦労したことを書きました。
世の中のイメージでは、出産経験者の母親が産前産後のサポートをしてくれて
安心して新生児をお迎えできるというイメージがあったのですが…
シャワーを浴びているとき、もし赤ちゃんが泣いたらどうしますか?
私だったら申し訳ないけど、その場にいる家族に相手をしてもらって
シャワーくらい普通にあびたいですね。
泣いている赤ちゃんの相手をせずに、様子だけ知らせてくるのって、せかされます。
それはとっても、精神的に追い詰められます!
なんだか人権がないような気さえするんですよ。
【妹のケースを思い出してみた】
私には一つ下の妹がいて、私が結婚する1年ほど前に出産して里帰りしていたんです。
夕方に仕事して帰ってくると、産後の妹と新生児がいました。
【専用のお部屋が一室、必要だということ】
産後の妹と新生児のために、専用で部屋を用意する必要があります。
新生児は2時間おきに授乳しますし、静かに過ごし体を休ませたいでしょう。
私は妹のために快く、寝る部屋を移すことにしました。
ただ、その部屋は…
何だったんでしょうね。
かわいい赤ちゃんがいて、妹がいて、私も帰ってくるのが楽しくて
とても家族の間でにぎわって、幸せな記憶もあるのですが…
産後すぐの妹も、小さな新生児も大事です。
でも私は、今まで寝ていた場所を失ってしまいました。
寒くなければ何の問題もないのですが、外の温度と変わらないような北の部屋でした。
頭からふとんをすっぽりかぶって、朝まで丸くなって寒いのを我慢して寝た記憶があります。
でも、一時的なものですからね!
「里帰り出産が迷惑だった」という考えにはなりませんでしたよ。
【産前産後を迎えるための部屋が必要】
私の里帰り出産、そして妹の里帰り出産、
どちらにも言えることがあります。
それは…一度出て行った家に戻ってくるのですから
里帰りの間にいる「部屋」を用意してもらわなくてはなりません。
簡単なようですが、人によっては難しい場合があります。
前回②では、生活のリズムを合わせられなくて、
相手が折れてくれないと苦労することを書きましたが…
部屋がないという物理的な理由はどうにもできないのです。
旦那にはお姉さんがいるので、どうしたか聞いてみました。
当時住んでいた賃貸の家は、もともと部屋数が少なかったそうです。
お姉さんは就職で早くに家を出てしまい、結婚。
そして、もともとお姉さんの部屋だった場所は、出産時には旦那兄弟が使っていたのです。
場所がない!帰りようがない状態!!
これだけはどうしようもないですね。
【たよるなら、具体的にどうしてほしいか】
はっきり言わないとわからない人もいるんです。
とはいえ、出来ない難しいことを頼むわけではありません。
「授乳もおむつもすんだから、もし泣いたら抱っこしてあげて」
シャワーを浴びる前に私は母にこういえばよかったんです。
その後、ちゃんと言う事で、実母は赤ちゃんをあやしてくれるようになり解決しました。
【里帰りに向かない環境もある】
部屋が用意できない場合はもちろん帰れません。
あったとしても、家族の生活スタイルがあまりにも違っても苦労します。
兄弟が結婚して実家両親と同居していたら、同居人が気をつかうでしょうね。
こちらの希望が通じない状況でしたら向いてないと思います。
次回は、旦那方面での疑惑トラブル
里帰り中…旦那を疑い不安になった原因、それは…
次回に続きます!
◆今までのお話はこちらから
★里帰り出産って必要?実家に戻ったら過酷な生活が待っていた!【里帰り出産を考える①】
★里帰りしたのにこんな苦労が?実母は折れない人なので…【里帰り出産を考える②】
作者:林山キネマさん
⇒林山キネマさんの記事をもっと読む
⇒しくじり育児エピソード大募集!
★フォローして林山キネマさんの最新記事をチェック!
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。