4歳の息子にどう伝える?『死』の概念【我が家の自閉症長男あー、危機一髪!④(終)】 by よいこ
我が家の長男「あー」は自閉症スペクトラムです。
幼年期は親が「育てづらい」と感じ、
大人になったら本人が「生きづらい」と感じることの多い発達障害。
そんな自閉症スペクトラムに多い、「視覚優位」という特性があるのですが、これに
あーはドンピシャで当てはまったのでした。
視覚優位とは、その名の通り
聴覚(耳からの情報を処理する能力)よりも
視覚(目からの情報を処理する能力)の方が優れているという特性のこと。
そんな特性を持つあーに、いくら叫んでも制止の言葉は届かず、
赤信号でトラック前に飛び出してしまったのです。
危機一髪、なんとか命拾いしたものの
◆前回のお話はこちら
下の子を抱っこしながら母は全速力!トラックの前に飛び出した息子は…【我が家の自閉症長男、危機一髪。③】
本人の様子はというと…。
【あーに伝えるには…】
精神年齢は幼いし、
共感能力は低いし、
集中力皆無だし、
こちらの話が理解できないことが多すぎる、あー。
普段のお説教は話半分でスルーされて良くても、
今回だけはちゃんと聞いてほしいいいい!
というわけで母ちゃんゲンコツ発動です!!!!
体罰とか、ダメな時代なのわかってる!
でも命にはかえられねえんだ!
しっかし、単語の意味もよくわかってない、話が通じない人に、
噛み砕いて説明するのってほんと根気が要る…。
ジ●ニャンの件だって、本当にこれで合ってるのか…?
と不安になりながら手探りでしたね…。
しかし、とにかく命を落とすような行為だけはやめてほしい、
お母さんはあーが世界で一番大切だから!
ということは、涙ながらに重ね重ね強調して話しました。
一番伝えたいことはそこなので。
【翌日から】
そしたらね、本当に、翌日から公道での暴走は止まったんです。
というか、万一走ってしまっても、声がけで止まれるようになったというか。
本気は伝わる…!?
と、思いたい…!
最終的には赤信号かなり手前で停止するようになってしまったけど、
暴走されるよりはよっぽどマシですから…!
さてはて、5回に渡って描かせていただいた、視覚優位な暴走あーのエピソードは今回でおしまいです!
次回からは、あーに関する別のお話を描かせていただきます!
◆今までのお話はこちらから
作者:よいこさん
ブログ 地獄でなぜ悪い。~自閉症&ADD長男との待った無しDAYS
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