下の子を抱っこしながら母は全速力!トラックの前に飛び出した息子は…【我が家の自閉症長男、危機一髪。③】 by よいこ
我が家の長男「あー」は自閉症スペクトラムです。
幼年期は親が「育てづらい」と感じ、
大人になったら本人が「生きづらい」と感じることの多い発達障害。
そんな自閉症スペクトラムに多い、「視覚優位」という特性があるのですが、これに
あーはドンピシャで当てはまったのでした。
視覚優位とは、その名の通り
聴覚(耳からの情報を処理する能力)よりも
視覚(目からの情報を処理する能力)の方が優れているという特性のこと。
目から情報を入れられる状態ならばいいのですが、
例えば、お友達と夢中になって路上で走り出してしまったら。
そのまま赤信号の交差点に飛び出してしまったら。
目からの指示を知らせるどころか、
力づくで止めることすらできないわけで…。
◆前回のお話はこちら
息子が道路で突然走り出し…?!【我が家の自閉症長男、危機一髪。②】
完全に死にかけた。
いや、人生で初めて、死んだと思いました。
運動神経鈍すぎマックスのわたしでも、
火事場の馬鹿力で、赤ちゃん抱っこしててもダッシュできることだけはわかった!!!!
本当だったらあーを向こう側に押して、トラックから避けさせる方が良かったんだろうけど、
咄嗟のことに冷静に考えられなくて、さらにはやっぱり運動神経が悪くて不器用な性質が災いしたのか、自分側に引き寄せてしまいました。
結果抱っこ紐の赤ちゃんにあーが乗る形になってしまったし、トラックは目の前まで迫っていました。
トラックが止まってくださって、赤ちゃんも怪我せず、窒息もせず。
幸運が重なり、みんな無事でした。結果論だけど本当に本当に良かった…。
(母はしたたか背中をアスファルトに打ちつけましたが、まあなんとかいけました)
トラックの運転手の方がとにかく良い方で、
現場が学校、保育園や幼稚園の近隣だったこともあり、
元々気をつけてゆっくり走って下さっていたのも有り難かったし、
こちらの心配までして下さって…。
もう土下座の勢いですよね。
赤ちゃんいなかったら地面におでこ擦り付けてましたよね…。
そして当のあーはというと…。
次回、母当然!キレます!!!!
◆今までのお話はこちらから
~我が家の自閉症長男あーくん、危機一髪。~
★第2話 息子が道路で突然走り出し…?!
【第二子帝王切開出産物語。】
★第1話 第二子妊娠!私が心に決めていたこと
★第2話 2人目で産後里帰りをしなかった4つの理由。1人目の時に旦那が?!
★第3話 妊娠中に脳貧血で失神!元気な妊婦は元気な人じゃないと大声で言いたい!
★第4話 4歳差で第2子妊娠!切迫気味でも走り回る上の子を追いかけて…
★第7話 なかなか言えなかった上の子への妊娠報告
★第9話 気持ちの変化の表れ?!上の子がよく描くようになった絵
★第10話 近所の病院で驚きの事実を知ることに!
★第11話 夜間の出血!上の子がいるから病院に行くか迷った結果…
★第12話 爆弾3歳児を連れての夜間救急はヒヤヒヤで…
★第13話 妊娠後期、突然の出血原因は…放置していた『アレ』のせいだった!
★第14話 病院で人目もはばからず家族そろって大号泣!そのワケは?!
★第15話 2回目の帝王切開は時間が長くて…ついに麻酔がきれた!?
作者:よいこさん
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