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コロナ明けの幼稚園入園。登園初日に息子は… by ふくみみ

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今年度から幼稚園入園のちび太。
コロナウイルスによる自粛生活からの緊急事態宣言により、彼の入園も延期になっていました。

もともと近所に同じ年頃のお友達もおらず、公園などで会った子と遊んだりすることもあるものの、基本的に外でも家でも母子1対1でママべったりの生活だったので、入園してからもしばらくは大変だろうなあ…とは思っていました。

同じ生活圏の子供の集まるキッズクラブに入ったり、プレ幼稚園に通ったりして、少しずつ仲良しのお友達も母子ともにできましたが、相変わらず母子分離の時間だけは大泣き・離れないという状態でした。

そんな中、急にキッズクラブもプレ幼稚園もお休みになり、満足に外出もできなくなって更に母子べったりな時間を過ごす間に、「幼稚園には行かない」と言ったり、反対に「幼稚園行ったら○○したい!」と言ったり… 本人なりの葛藤が見えました。

 

やっと入園日が決まり、心配していた初登園の日、普段はなかなか布団から出てこないちび太が自分からリビングに起きだしてきました。

「今日、幼稚園だからね」と言いながら、前日に準備していた服に自分で着替え、朝ごはんを済ませ、名札を付けて靴下をはき、出発の予定時間よりも早く準備を整えて、「早く行きたい」と言うちび太。

結果的には教室から私が出ようとすると大泣きしてしまい、先生に引き剥がされての初登園となりました。

けれど、『幼稚園に行かなければならない』ということを考え、自分なりに納得し、緊張もしていただろう道のりもそれを言葉には出さず、最後の我慢が途切れてしまうまで(おそらく)必死に気丈にふるまっていたのであろうと考えると、ちび太なりにきちんと成長していってるのだなあと思いました。

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⇒作者:ふくみみさん
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