この子を殺してしまうかも…。子どもを失う恐怖で誰にも頼れなくなった私は…【アホ夫婦が産後うつ・産後クライシスから回復するまで㉑】 by たんこ | すくパラNEWS

この子を殺してしまうかも…。子どもを失う恐怖で誰にも頼れなくなった私は…【アホ夫婦が産後うつ・産後クライシスから回復するまで㉑】 by たんこ

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◆前回のお話

穏やかさを取り戻しつつあった日々にコロナ禍の影が…。再び忍び寄る、うつの恐怖。【アホ夫婦が産後うつ・産後クライシスから回復するまで⑳】

 

 

2階で洗濯カゴを抱えていた私の目の前で、
落ちたおもちゃを拾おうとして、階段の一番上から転がり落ちた息子。

一番下まで落ち、激しく泣き出す息子を抱きしめ、
顔色や呼吸状態を確認していると

息子は泣きながら静かに眠りについてしまいました。

意識状態が悪いのか、それとも、泣き疲れて眠ってしまっただけか…。

 

スローモーションで何度も、階段を転がり落ちる息子の姿がフラッシュバックします。
私はただただ息子を抱きしめて、震えるしか出来ませんでした。

 

 

幸いにも、その後受診した病院でも異常は見つからず、
すっかり元通りの元気な姿に戻った息子。

しかし、この時の衝撃は、私の心を大きく揺さぶりました。

 

“私の不注意で、息子が死んでしまったかもしれない”

 

息子は、臆病で穏やかだった娘と比べると、
だいぶやんちゃな、わんぱく坊主でした。

買い物に行くだけでも、会計の際に少し目を離しただけでいなくなったり、
繋いだ手を振りほどいて、駐車場で車の前に飛び出しそうになったり…。
家の中でも家の外でも、ヒヤリハットの連続でした。

そんな毎日の連続で保育自粛もしていた私は、
母が「少し預かっていようか?」と言ってくれても
とても預けられませんでした。

 

健康と言えど、体力に限界のある母は
息子に追いつけるはずかない。
油断して、目を離してしまうかもしれない。

何かあった時に、母を許せないかもしれない…。

 

そう考えると、もう誰にも息子を任せられませんでした。

私は、自分で自分を追い込み続けていました。

そして…

 

※次ページに続きます。

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