
もう無理だ……我慢出来ない……
私は生汗をかきながら、相談した、

父に
思春期真っ只中の女子高生が真っ先に母ではなく異性である父にいぼ痔の相談をした。いぼ痔における信用度がずば抜けて高かったからだ。
『父さん、いぼ痔デビューしたようです。痛くてたまりません』

すると父は
『まゆみ、やっぱりまゆみは俺の子供だな

痛かったやろ?イボは震えんかったか?』

ちょっと最後のフレーズの意味がわからなかったが、父は優しかった。
そして町の、肛門科を掲げる病院へ行くことになった。
父は仕事を休めなかった為受診には母がついてきてくれた 受付けで少し顔を赤らめながら母はこう言っていた。
『いぼ痔だと思います、父親もいぼ痔なので』

うん、家族の既往歴は重要な情報だと、今の私は感心する。
【内心心臓バクバク】
私の心は静かではなかった。
待合室でも知り合いに見られていないか気にして目だけキョロキョロしていた。

静かに座ってはいたが、おしりの穴を見られることにも、恥ずかしさと不安で爆発寸前だった

そして診察…
『まゆんさーん』よばれた!!
『は、はい!』
ベッドに横向きに寝せられ両脚をお腹にグッと折り曲げていよいよ診察が始まった。
※次ページに続きます。