妊娠は計画的にって言うけれど…それって一体誰のため?【又原さんはマタハラが生きがい!?⑳】 by 白目みさえ

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ふえええええーい!桐生さんブラボー!

 

そうなんです。
「妊娠しても全く問題のない時期」なんて厳密に言えば存在しないんですよ。

こういう場合はだめ、こうならなきゃだめ…なんて条件をあげていけばキリがありません。
又原さんの理屈で言えば、いつ産んだってどう努力したって「迷惑だ」と言われてしまうんです。

っていうか普通に仕事してて

急に1年休んで復帰したあとも1年くらい
事あるごとに早退遅刻欠勤しても
全く問題のない会社

なんかあんまりないと思うで?

逆に心配や。仕事ない会社なんかそれ。

 

「妊娠」って誰のためにするの?

 

わざわざ言うほどのことでもありませんが…。
桐生さんは何も「妊娠したらどんだけ迷惑かけてもふんぞり返ってていいの!」
と言ってるわけではありません。

会社の都合なんか全く無視して好き勝手なタイミングで
ポコポコ産めばいいよ!と言ってるわけではありません。

休むときになんの引き継ぎも連絡もせずに
「当然よ!」と思えと言っているわけではありません。

でも又原さんはそういう一部の人を妊婦全部に当てはめて
「妊娠している人は全員迷惑だ」と一括りに考えていました。

逆に言えば「迷惑」なのだから「何をしたって、何を言ったっていい」という
思考回路になっていたのです。

 

たしかにこれまで会社の中で力を発揮していた人がひとり抜けるのです。

どれだけホワイトな会社でも「人がひとり抜ける」と
それなりに影響があります。

それは仕事の面だけではなくて
これまでお茶のストックを補充してくれていた人がいなくなる
これまでニコニコしてくれていた人がいなくなる
これまで疲れた時にそっとチョコをくれる人がいなくなる
これまでPCの調子が悪い時にささっと直してくれた人がいなくなる
これまでさりげなく上司の機嫌を取ってくれていた人がいなくなる
これまで面倒な案件を嫌がらずに請け負ってくれていた人がいなくなる
これまで一緒に戦ってきた人がいなくなる

小さなことかもしれませんが「その人にしかできなかったこと」
「その人が担ってくれていたこと」というのは必ずあります。

だからこそ誰かが抜けることを「困る…!」と感じる人は必ずいるでしょう。
会社に必要だった人がいなくなるのですから。

でもそれは本当に「迷惑」なのでしょうか?

「自分は迷惑をかけられている」
「自分は酷い仕打ちを受けている」
「どうして自分ばかり損しなければならないの?」

そんな思いが又原さんの考えと行動をどんどんこじらせていったような気がします。

 

 

※桐生さんは普段こんな言い方しません。
 又原さんの言い分に相当キレてます。
 でも普段から口は悪いです。

 

 

とりあえず桐生さんは卵がすごい好きです。(どうでも良い情報)

桐生さんのターンが延々続く中で延々卵食べてました。
おでん頼んでも卵しか食べないので大根やちくわは私が美味しくいただきました。

どこに行ってもとにかく卵料理ばっかり頼んでいたし
好きな料理はオムライス。

 

「避妊して計画的に」というのはたしかに正論ではあるのですが。
それは「いつでも妊娠できる身体を持った人」だけができることです。
私も幸い年子で授かることができましたが、実は妊娠出産がそもそも難しい身体です。

たしかに「年子」は予想外で大変でしたが。
ここで「計画的に」なんて考えていたらきっと二人目には恵まれなかったと思います。

「計画的出産」というのは基本的に「家庭内」の話です。
私はこの施設にいた頃は特にそうでしたが。
専門家だからこそ「ちょっと考えて産んで!」と言いたくなるような
家庭環境もたくさん見てきました。
でも基本的には、十分に育てられる環境があって、
多少カツカツでもお金があって、産んだあとそれなりにちゃんと育てているのなら。
それは会社だろうが、ましてや第三者が「無計画だ」なんて責め立てることは
できないと思いますし、そんな権利はありません。

そしてその第三者の目を気にして計画的に避妊を続けた結果。
何年も経ってから不妊治療を開始した人を私は何人も知っています。
でもその時には誰も助けてくれません。
あんなに家庭内の子作り計画に口を出していた人たちが
手のひらを返したように「知らんぷり」をする場面もたくさん見てきました。

もちろん「計画的出産」を主張する人全員がそうではありません。
その人なりに考えや思いがあって述べているのでしょう。
もちろんその方の人生を心から心配したり配慮した上で。

でももし「計画的な出産」を成功させたんだとしたら。
ご自身のことを誇っていいしすごいと思っていたらいいんです。
できてない人をけなしたり、馬鹿にしたりしなくても
そして誰かに自分と同じことを強制しなくても
あなたは十分すごいことを成し遂げたんですから
胸を張ってご自分だけで喜んでいればいいのではないでしょうか。

 

そんなことを考えながら大根を頬張っている白目。

次回。桐生さんがここまで言う理由が明らかになります。

 

~第1話はこちらから~

 

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