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『え、また?』子供の体調不良で欠勤連絡をすると上司は…【育児休暇後、会社勤めを続けられない。④】 by さやけん

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育児休暇から復帰後、思うように出勤できず仕事も中途半端。

娘は娘で、保育園に復帰させてもすぐに体調を崩し高熱を出し入院したり吸入治療が必要になったり…

体の弱い娘を保育園に入れたのは間違いだったのではないか。

 

今まで選択したすべての事柄から、自分の間違いを探してばかりいました。

子育てをしながら会社勤めを続ける。

それが当然だと思い込んでいたけれど、私には無理だったのではないか。

結果的に娘をこんなに辛い目に合わせて、会社に迷惑ばかりかけて、仕事も育児も何一つうまく行かない…

 

そもそもの間違いは「子どもを産んでも仕事を続けたい」と思ったことなのではないか。

 

 

そうはいっても、今はこの状況を続けるしかありませんでした。

何が正解かわからない中で、「なんとか風邪をひかせないようにしないと」ということばかり考えていました。

 

 

通院、治療、仕事、家事、イヤイヤ期真っ最中の上の子の育児もある中で
なんとか風邪をひかせまいと規則正しい生活、栄養バランスの整った食事、清潔な我が家…

何事にも手を抜かないよう取り憑かれたように必死で毎日を過ごしていました。

 

「かぼちゃや人参は免疫力がアップしたり粘液を強化してくれるらしい」「ほうれん草は特に栄養価が高いらしい」と聞けば、小さい子でも美味しく食べられるレシピを探して作り、どんなに時間がなくても夜8時には寝かせられるようスケジュール通りに家事をこなしました。

 

毎日毎日必死でした。それでもこどもたちは風邪をひきます。

こどもに合わせて栄養バランスの良い食事を心がけ規則正しい生活を過ごしていた私でしたが…

 

 

今度は私が高熱…!?

 

どうして!?あんなにちゃんと食べて、ちゃんと寝ていたのに、どうして体調を崩すの!?

もう何をどうしたらいいかわからない…!

 

 

娘が明日から復帰できるっていうのに、

「次は自分が体調を崩しました。」なんて言えるわけがない。

どんなにしんどくても会社に行こう。どんなに辛くても行かなきゃ。行かなきゃ。

 

高熱の中でもスケジュール通りにこどもたちを寝かせ、そのまま布団でじっと横になって夫の帰りを待ちました。

 

 

夫は帰ってくるなり「そんな体調で会社行くのは無理だ」と言い放ちました。

 

夫の言うことが正しいのはわかっていました。

けれども、正しいからと言って納得することはできません。

 

夫が作ってくれた夕飯を少し食べ、夫が買ってきてくれたスポーツドリンクを飲み、なんとか翌日には熱が下がっているように願いながら眠りにつきました。

 

しかし翌朝、体調はむしろひどくなっていました。

 

起き上がるだけでも辛く、出社することを諦めるしかありませんでした。

 

暗い気持ちで上司にまた欠勤する旨電話をしたのですが…

 

 

「何度も会社に電話するのは辛いだろうから、復帰できる当日まで電話しなくてもいいよ」

 

 

それは私を気遣っての言葉だったのでしょう。

何度も何度も「休む」という連絡をするのは辛いだろうし、治療や療養に専念して。という意味だったのでしょう。

 

けれど…

 

 

優しさからくるものだったはずのその言葉は、私の中の罪悪感からなのか

「もうあなたのことはアテにはしていないよ」

という意味にどうしても聞こえてしまったのです。

 

 

高熱の中、辛くて、辛くて、涙が溢れてきました。

 

私は一体今、どういう立場で何をするべきなのか。

何が正解なのか。

私の何がいけないのか。

 

答えが出ないまま、頭の中は自分を罵倒する言葉で溢れかえりました。

 

 

熱が下がるまで数日かかり、熱が下がっただけで体調はつらいまま。

 

しかし感染症などではなかったため会社を休む理由もない。

苦しくて不安な気持ちの中、私は会社に復帰したのです…

 

 

つづきます。

 

~第1話はこちらから~

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