楽しいハイキングと美味しい山ランチ…この後に起きる悲惨な事故を誰が想像できただろうか【子連れ旅行×居眠り運転②】 by 星田つまみ
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その日は
とても天気のいい日でした。
高原の澄んだ空気は下界より遥かに心地よく
真夏だというのに爽やかで
体をめいっぱい動かしてやっと汗を流す程度の
春のような過ごしやすい陽気でした。
お昼ご飯はアウトドアに長けた天野くんが
みんなにラーメンを振舞ってくれました。
(携帯用バーナー使用可能エリアでの調理になります)
しっかり動いた後の心地よい空気の中で食べる
ラーメンの美味しさに感動して
みんなついつい食べ過ぎてしまいました。
お昼ご飯で元気を増した子どもたちにせがまれて
午後もまた腹ごなしの運動(遊び)をしたので
大人たちはすっかり疲れ果てました。
もう十分というほど遊んで
高原中腹の駐車場まで降りると
行きと同じように2台の車にそれぞれ乗り込み
宿泊先へと移動します。
ここからの道は高原が管理する有料道路で
一般道に出るまで曲がりくねった山道の下り坂が続きます。
行きにも同じ道を車で登ってきたので
どういう道かは私も把握していました。
途中にはカーブの角や道の片側が崖のような
斜面になった箇所も多くあり
運転にはかなり注意が必要だな
と、運転席に座って私は気合を入れ直しました。
そして、ゆっくりアクセルを踏みました。
月岡くんの車は少し先に走り出していました。
月岡くんの車が発車する時
後部座席に乗っているリッちゃんが
こちらに手を振っているシルエットが
微かに見えました…。
あの悲惨な事故まで
あと数十分…
つづく
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