初めての妊娠で“三つ子妊娠”!予想だにしなかった事態に喜びよりも涙が溢れ…【妊娠初期の記録②〜はじめての妊娠は「品胎」でした〜】 by みつけまま

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前回からの続きになります。

初めての妊娠に、嬉しさと不安が入り混じる中産婦人科へ向かった私。

しかし、先生から告げられたのは、全く予想だにしていなかった「三つ子」という言葉でした。

 

 

一人一人の大きさに差はあるものの、私のお腹の中にはなんと三人の赤ちゃんがいて、その全員の心拍がしっかり確認できたのです。

本当なら喜ぶべきはずの場面ですが、この時の私は自分に起こった事態を理解するだけで精一杯でした。

 

勝手に体が震えて涙が出そうになるのをなんとか堪えながら先生の説明を聞いていましたが、診察室を出て会計を済ませる頃には限界を迎え、
産婦人科からの帰り道、私は一人で大泣きしながら家へ向かいました。

その日は平日で家には誰もいなかったのですが、とにかく一人でいたくなかった私は自宅からすぐそこの実家へ行き、比較的仕事が終わるのが早い実母が帰ってくるのをひたすら泣きながら待ちました。

 

 

その後帰宅した実母に事情を話してまた大泣きした私。
まるで子供のように宥められ励まされて徐々に落ち着きを取り戻し、自宅へ帰りました。

 

仕事を終えた夫にもすぐにこの事を話しましたが、三つ子の妊娠なんて知り合いどころか人伝に聞いたことすらないようなレアケース。

三人の赤ちゃんが映るエコー写真を目の前に、これから何をどうしたらいいのか、二人で頭を抱えたのでした。

 

今思えば、この時もう少しくらいこの妊娠を喜んであげれば良かったのにな…と後悔しています。

それでも初めての妊娠でただでさえ右も左も分からない中、更に懸念事項が山積みとなる状況を、手放しに喜ぶことはできませんでした。

 

それからは時間を見つけては三つ子の事を検索し、三つ子の妊娠出産や育児について書かれたブログやサイトを読み漁り、
まずは私がこれからどんな妊娠生活を送ることになるのかを勉強しました。

私の実家の家族も、職場の同僚などから話を聞いてつい最近三つ子を出産した人を探し、
出産するのに設備が整った病院などについても聞いてくれました。

夫も色々と積極的に動いてくれて、一緒に多胎児の妊娠出産の指南本を読んだり、三人分の母子手帳やエコー写真を入れられる大きいケース等を買ってきてくれました。

まだ妊娠初期ではあるものの事態が事態なため、早めに義実家や職場にも事情を話しましたが、ありがたいことに皆協力的で、驚きながらも優しい言葉や励ましの言葉をかけてくれました。

 

目まぐるしく過ぎていく毎日の中で、子供達の名前を考えている時だけは唯一穏やかな気持ちになり、「なんとか頑張ろう」と思えたのをよく覚えています。

 

 

それでも、この事実を受け入れるのはあまりにも勇気と覚悟が要ることでした。

 

 

 

※次ページに続きます。

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