子連れでNY滞在中の2001年9月11日朝、呆然とTVを見続ける私たちの後ろにずっといたのは…【NY親子滞在記⑩】 by きたぷりん
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映像はニューヨークの110階建て超高層ビルが二つ並んだツインビル、
そのうちの一つが炎上しているところでした。
電話を切った後私たちは
呆然と立ち尽くしたままTVから目が離せなくなりました。
ただの火災ではなく、航空機の事故?
すると画面では二機目が導かれるようにツインタワーへ…
いったいどうなっているのか、タワーはどうなるのか
人々は避難できているのか…不安な気持ちでTVを見続けていると
当時世界一の高さを誇りマンハッタンのシンボルでもあった
ツインタワーはまるで映画のビル爆破シーンのように崩れ落ちていったのです。
目が離せないまま結構な時間TVを見続けていました。
振り返ってみると
子供達もTVに釘付けでした。
突入する航空機、崩れ落ちるタワー
現実の話で、実際に被災している方がいる映像が
何度も繰り返し流れ
大人でも受け止めきれないものが
子供の心にどんな影響があるのかわかりません。
私たちはそこでTVを見るのを止めました。
これ以降
甥っ子姪っ子も含め子供達がいる間は
TVをつける事はなくなりました。
一日の勤務者は5万人とも言われたワールドトレードセンター
この日、3千人近くの方が犠牲となってしまいました。
お義兄さんはその朝、グランドセントラル駅で乗り換え
職場のあるタイムズスクエアで地上に上がった時には
すでに遠くに煙が見えていたそうです。
その後公共交通機関は全てストップ。
マンハッタン島から各地へ繋がる橋も全て車は交通止め。
お義兄さんは多くの方と一緒に橋を歩いてマンハッタンから出たそうです。
被災後マンハッタンは立入禁止区域ができ、
その後も生物兵器テロがあるというデマが何度も飛び交い、
その度にお義兄さんは職場から退避したり大変そうでした。
混乱と悲しみに暮れながらもNYで暮らす人々の生活は続きます。
旅行者である私はどうすべきなのか…
居続けていいものなのか…。
続く
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作者:きたぷりん
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