4歳児の抱っこでお昼寝…もう限界!やっとベンチに座れたものの…【お昼寝難民と謎のおじさん⑤】 by 星田つまみ
ページ: 1 2
「もう無理!」と
私は抱っこを解いて…
エントランスホールには
他に空いたベンチが二つあり、
他の来館者が座れないという状況では
ないということを確認して、
私はベンチをひとつ占領する形で
使わせてもらうことにしました。
靴を脱がせてベンチに横になったにぃくんの
傍らに私も寄り添って座りました。
そして、
深く息を吐いて、
思いました。
4歳半のにぃくんは、私の話を理解したり、
注意を聞いたり、約束を守ったりが、
ある程度できるようになっていたものの、
衝動性が強い性格で、
興味を引くものを前にすると
注意や約束が疎かになりがちでした。
そのため、博物館を訪れることに
不安が無かったわけではありませんでした。
しかし、入館前に言葉で注意を促した上で、
館内では手を離さないように気を付けていたし、
それで大丈夫だろうと判断していました。
飛行機の部屋で一瞬手を離してしまったことは
私の不注意だった…でも…いや…
う~ん…私の考えが甘かった…?
お昼寝のことも…こんなに苦労するなんて…
自分の腰の状態を考慮できていなかった…
楽観的過ぎた?準備不足…か…
考えてみたものの…
緊張と疲労で思考がまとまりません。
不意に後ろから声をかけられました。
振り返るとそこには
警備員のお兄さんが立っていました。
あ…
★あなたのとっておきの体験談大募集!
⇒星田つまみさんの記事一覧
⇒instagram @hoshi.da
⇒Twitter @Ririshiku_Uruou
ページ:
1 2
★フォローして星田つまみさんの最新記事をチェック!
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。