4歳児の抱っこでお昼寝…もう限界!やっとベンチに座れたものの…【お昼寝難民と謎のおじさん⑤】 by 星田つまみ

「もう無理!」と
私は抱っこを解いて…
エントランスホールには
他に空いたベンチが二つあり、
他の来館者が座れないという状況では
ないということを確認して、
私はベンチをひとつ占領する形で
使わせてもらうことにしました。
靴を脱がせてベンチに横になったにぃくんの
傍らに私も寄り添って座りました。
そして、
深く息を吐いて、
思いました。
4歳半のにぃくんは、私の話を理解したり、
注意を聞いたり、約束を守ったりが、
ある程度できるようになっていたものの、
衝動性が強い性格で、
興味を引くものを前にすると
注意や約束が疎かになりがちでした。
そのため、博物館を訪れることに
不安が無かったわけではありませんでした。
しかし、入館前に言葉で注意を促した上で、
館内では手を離さないように気を付けていたし、
それで大丈夫だろうと判断していました。
飛行機の部屋で一瞬手を離してしまったことは
私の不注意だった…でも…いや…
う~ん…私の考えが甘かった…?
お昼寝のことも…こんなに苦労するなんて…
自分の腰の状態を考慮できていなかった…
楽観的過ぎた?準備不足…か…
考えてみたものの…
緊張と疲労で思考がまとまりません。
不意に後ろから声をかけられました。
振り返るとそこには
警備員のお兄さんが立っていました。
あ…
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