子供嫌いの友人が出産すると… by あざみ

   

こんにちは

4歳2歳0歳

三兄弟のオカンあざみです。

 

私の数少ない友人の1人に

『ともこ』という名の同級生がいる。

大学からの付き合いで

しっかりものでサバサバした性格の彼女。

正直言って子供は苦手だ。

だって何を考えているかも、何をしでかすかもわからないから。

 

そんなともこが

ついに結婚、第一子を妊娠した。

 

私は、仲の良い友達が

ママ友になることを心から喜んだ。

(え、だれがママ友少ないって?)

 

しかし当の本人は

 

 

 

 

マタニティブルー全開

 

どうやらともこは

「子供を産んだ後、本当に可愛いと思えるのだろうか?」

と心配しているようだ。

 

私からしたら驚きの悩み。

だってそんな事考えたこともないから。

 

けど子供嫌いのともこにとっては深刻な悩みだった。

 

産まれてきた我が子の顔を初めて見た瞬間、

もし可愛いと思えなかったらどうしよう。

 

愛情が芽生えないまま

この先我が子をちゃんと育てていけるのだろうか。

 

ともこは本気で悩んでいた。

私はそんな彼女の事が心配だった。

 

 

 

【不安な気持ちのまま、ついに出産の時を迎える】

 

月日は流れついに

ともこが出産の日を迎えた。

 

実はその当時、私も第三子妊娠中。

ちょうど臨月を迎えたところだった。

 

一足先に出産を終えた彼女のもとへ

お祝いへと向かった。

 

妊娠中、我が子のことを可愛いと思えるか

本気で悩んでいたともこ。

 

そんな彼女と、産後初めての再会。

率直な感想を尋ねてみた。

 

すると

 

 

 

無駄な心配だったようだ

 

心の底から素直に可愛いという言葉が出たともこ。

彼女の笑顔が見れて私もほっとした。

 

その後のともこは

 

 

 

立派な親バカへなっていた

 

我が子が可愛くてたまらないようだ。

 

サバサバした性格で子供が嫌いだったはずのともこが

「〇〇ちゃん可愛いでちゅね~♡」

なんて言う様になって、まるで別人。

 

そんな姿を見て、私も安心。

親バカ仲間が出来てとても嬉しく思いました。

 

 

それにしても、子供が苦手だったともこを

こんなに親バカに変えてしまう。

我が子には不思議な力があるんだなぁと感じた瞬間でした。

 

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作者:あざみさん
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