妊婦健診で思わぬ事態が発覚!義母が有無を言わさずに…?!【我が家の同居話④】 by 山田あしゅら

   

 

32年経っても未だ手許に取ってある

『妊婦健康ファイル』。

これは長男一郎を授かってすぐ診察してくれた産院でもらったものです。

 

妊婦さん自身が自分の身体とお産について経過や状態を正確に理解して、

お医者さん任せでない『自分のお産』という意識を持ってもらいたい・・・。

そういう院長先生の思いがこもったファイルです。

 

当時は市内に結構たくさんの産婦人科がありましたが

(今は随分減ってしまいました。)

ちょっっぴり厳しいけどいい先生だという評判を聞いて

この産院に通うことにしたのです。

 

ところが3回目の健診で思わぬことを告げられることになります。

 

内診したところ

卵巣もしくは子宮に『こぶ』のようなものが触る

と言うのです。

 

結果的にこぶの正体は『卵巣嚢腫』だったのですが

妊娠中のこともあり

その上当時の医療技術です。

見つかってすぐの時点では何であるか特定が難しいとのこと。

 

しかし出産を控えているのだから

どちらにしても手術した方が良いというのが

先生の意見でした。

 

思いがけない宣告に私はびっくり。

 

しかし、もっと慌てたのはやはり義母でした。

 

小さな病院では診断が正しいか分からないし

もし手術になったとしたらどんなことが起こるか分からない!と

 

 

有無を言わさず大きな病院へ。

 

結局最初に行った産院はそれっきり。

門をくぐることはありませんでした。

 

 

行った先の病院でもほとんど同じ所見で

結局

5ヶ月過ぎの安定期が来るのを待って手術を執り行うことになったのです。

 

手術など生まれてこの方1度も経験がなかった私。

この大きな病院でも

『こぶ』の正体や出来ている部位ははっきりわからず

開腹してみないことには赤ちゃんもどうなるか分からないというし・・・。

 

もう、不安で不安で逃げ出したい気分でした。

 

 

後で聞くところによると

妊婦健診の内診などで、

こういった病気が見つかることはままあることのようですが

まさか自分の身にこんなことが降りかかるとは予想だにしませんもの。

 

 

きっと義母の判断が正しかったのでしょう。

手術は無事に成功。

 

右側の卵巣は拳ぐらいの大きさに膨らんんでいて

出産時に支障をきたしていたかも知れず

切除して正解だったようです。

 

ただ

手術した後は胎児に影響があるとあって痛み止めは最低限に抑えられ

あまり使ってもらえません。

術後の痛みは想像を絶するものがありました。

 

 

ベッドに身体がめり込んでいくような痛みに2日2晩息も絶え絶え。

それとともに

真夜中になってもず~っとチャイムの幻聴が聞こえていて

 

おそらく人生で1番のこの辛さは

30年以上経った今も忘れられないほどでありました。

 

つづく

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◆前回の記事はこちらから

31年続いた我が家の同居話①

電話が鳴ると動悸が…!1日何度もかかってくる義母からの電話攻勢【我が家の同居話②】

第1子懐妊に舞い上がる義母。妊婦検診にまで押しかけて?!【我が家の同居話③】

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⇒作者:山田あしゅらさん
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