「おもちゃは大切にしなさいね」
と何度教えても、
雑に扱われたり時に壊してしまったり…。
そのたびについつい叱りすぎてしまうのですが、
この時も、「また壊されちゃうかもしれない」と思ってしまい、
従姉妹のお姉ちゃんが使わなくなったから、ともらった「リカちゃん人形」を
「これは貸してくれたんだからね。
お姉ちゃんのものだから、大切に使ってね」
と散々教えて渡したんです…それなのに…
掃除をして部屋に戻ると、
そこには首の取れたリカちゃん人形が転がっているではありませんか…!
これには私、ぶち切れました。
犯人はむすこでした。
むすこの4年間の人生の中で、
これ以上怒鳴られたことがないってくらいに怒りました。
散々怒って、わんわん泣くむすこに
だんだん冷静を取り戻してきた私は、
「あ、ちょっと怒りすぎたな…」と反省しました。
でも「怒ってごめんね」とは言いたくはなかった。
だから
「怒りすぎたね。怖かったよね。
でも、どうしてお母ちゃんがこんなに怒ったのか、わかる?」
と聞いたんです。
すると、ひっくひっくと涙をぽろぽろ落としながらむすこが答えました。
「…ごはん残したから…」
!!!!????
散々怒ったのに!!??
はっきりしっかり「なぜ首をちぎった!!」と問いただしたのに!!??
もうなんというか脱力しました。
こどもに感情任せに爆発しても無意味だということに、改めて気づかされたのでした。
(このあと静かに、絵本を読み聞かせるが如く「リカちゃんの首をちぎったこと、
借りたおもちゃを大切にしなかったこと、それがいけないこと」を教えました。
解ってくれたかは…わかりません)
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