産後7日目、夫は帰ってこなかった・・・「ヤンキー夫の不倫騒動②」 by 鈴木セリーナ
ヤンキー夫の不倫騒動
共通の友達に電話をかけたりして、探しまわりました。
女友達や、ホステスの先輩には
「そげぇ心配せんでも子供もおるんやけん、どうせ帰って来るっちゃ。あんた、旦那が帰ってきても絶対いろいろ聞いたりうるさいこと言いなさんなえ。」
と言われましたが、不倫相手と駆け落ちした父を持つ私には、“幼い子供がいるから責務で帰って来る男”の想像がつかなかったので、違和感がありました。
余談ですが、この“疑わしき男にいろいろうるさいことを言わない”というのは、大分だけでなく、とりわけ地方の女性の考えに多い気がします。
男性が家の中にいない生活が当たり前で、男というものがどういう生き物なのか、よくわからないまま、ただただ王子様に憧れ、憧れの世界を、父親という存在が無いことにより、良くも悪くも壊されずに生きてきた私には、紳士でない男の紳士らしからぬ行動に沈黙する女たちの考えが、理解できなかったのです。
でもまさか、夫の不倫が母子二代続くようなことが、自分の身に起こりうるとは、この時点では夢にも思っていませんでした。
ただただ心配な夜を過ごしました。
朝5:30になり、ようやく夫と連絡がつき、何をしていたのか聞くと、
「(近所の)健康ランド=温泉施設にいた」と。
「なんで?」と聞くと、
「家庭のこと、将来のことを考えたら急に不安になって、1人で考えごとをしていた。」
と答える夫。
何かがおかしい…
と思いつつも、彼を信じたい気持ちや、アドバイスをくれた女友達の言葉の正否を判断する経験値もなかった当時の私はとりあえず、“明日は早く帰って来る”という約束をしました。
翌日=息子と私の退院から2日目。
夫は帰ってきませんでした。
さすがに何かがおかしい…。
居ても立っても居られなかった私は、まだ生後8日で、ベビーカー(当時の)にも乗れなかった息子をクーファンに入れ、いつも夫が行く場所など、探しまわりました。
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