<広告>

人に疲れない「ずぼら力」の魔法【子育ては「ずぼら」な方がうまくいく③】 by 三浦直子

<広告>

   

「ずぼら力」は人づき合いにも有効!

「ずぼら力」とは、すべてを完ぺきにやろうとせず、どうしても気を遣わなければいけないところには気を遣い、手を抜けるところは極力手を抜いてずぼらになる力のこと。

そうなんです、ずぼらは怠けているわけではなく、心地よく生きるための技術、れっきとしたひとつの能力!

そんな「ずぼら力」は、人づき合いの場では大きな力を発揮します。

特にママ社会は、学校の友達づきあいとも会社の人間関係とも違う、独特の文化。私にとっては、子育てを始める前からこのママ社会が何より恐怖でした。

今は息子も小学校高学年になり、私自身もだいぶママ友づきあいに慣れてきて、今まで特に「頑張ってママ友作ろう!」と思っていたわけでもないのに、気づけば自然に周りのお母さんたちと友好的な関係を保てるようになりました(笑)

しかし、ここに至るまでには様々な苦労や葛藤があり、そのつど「ずぼら力」を活用して乗り切ってきました。そんな過去を振り返り

 

ながら、特にママ友づきあいでのずぼら力活用法についてお話ししたいと思います。

ママ友を頑張って作る必要なし

子供が生まれる前の悩みのひとつが「ママ友とうまくやっていけるだろうか」ということでした。ネットなどで調べた事前の情報によると、ママ友というのは、どうやら普通の友達とは違う、いろいろと気を遣わなければいけない面倒くさい関係らしいということが分かり、不安感をあおられました。

そもそも「ママ友」という言葉が嫌いでした。普通の友達とは違うその独特のカテゴリー。しかも、「子育てしているのにママ友がいないのは母親失格」というプレッシャーを感じます。

育児雑誌を読むとさかんに「ママ友を作りましょう」と書いてあります。出産前の母親教室でもそんなことを言われたので、子育てを始めたばかりの頃はわりと頑張って子連れイベントに参加したり、地域の支援センターに遊びに行ったりしてみました。「ママ友を作らねば!」という強迫観念にかられて、それほど仲良くもないのに電話番号を交換して家に遊びに行ってみたりしましたが、気を遣うだけでちっとも楽しめませんでした。

というのも、「ママ友とのトラブルに注意!」などという情報もよく目に入っていたので「失礼があってはいけない!」と必要以上に怯えていたからです。育児のお悩みサイトで、「ママ友の子供がうちの子のおもちゃをなめていて不愉快だった」などという投稿を読んでいたので、息子がおもちゃをなめたりすると「大変!」とすぐさま飛んでいって拭いたり、「自分の子供の話ばかりするのはNG」というのを真に受けて、「ほどよくママ友の子供を褒めねば」などと、気の小さい私は妙に気を遣ってしまって正直あまり楽しめなかったのです。確かに楽しい思い出もありますが、基本的に子供と自分だけの方が気楽…。

そして「自分にはママ友づきあいは心底向いてない」と悟り、よっぽど気が向かない限り、ムリなつきあいをせず、堂々と生きていくことにしました。

ママ友は会社の同僚だと思うぐらいのスタンスで

保育園に入る前、ネットなどで情報収集をしていると、「どうやら幼稚園や保育園にはボスママというものが存在するらしい」とうことを知り、怖れおののいていました。

しかし、実際に子供が保育園に行くとボス的なオソロシイ人はいなくて、保育園帰りに園庭で子供を遊ばせたり、何かの行事の時も和気あいあいとやっていました。まあ、保育園だったからというのもあったかもしれません。幼稚園ではしょっちゅう親が集まる機会があるのでつきあいも濃くて大変という話も聞きます。保育園は全体的に幼稚園に比べて親同士のつきあいがあっさりしています。働くお母さんたちは、ほどよい距離感を保った仕事場でのおつきあいが板についているからかもしれません。

「ママ友って会社の同僚みたいだな」と思いました。

子育てという同じ仕事をする同僚。会社でもいろいろな人がいるように、ママ友にもいろんな人がいます。会社ではどんなに気が合わない人でも仕事上つきあわなくてはならないので、仕事のつきあいだと割りきるのはごく普通のことです。その中でも、気の合う人とは会社以外の場所に一緒に出かけたり、会社を辞めたあとも友達としてつきあいが続くこともあります。

ママ友関係も同じですよね基本的には同じ仕事をする同僚で、その中で気の合う人とは「ママ友」ではなく友達になればいい。それなのにヘンに「仲良くやらなきゃ」と無理するからトラブルになるんでしょうね。

同僚だと思えば、「職場」である幼稚園、保育園、小学校の外で誰が何してようがどうでもいい。仕事の中心である子供さえ楽しくやっていればオッケー。

そもそも主役は子供たちであって、親は黒子みたいなものです。黒子の同僚同士、ほどよい距離感で気持ち良く仕事ができればいいぐらいに考えていれば、ママ友のことで悩むこともなくなるでしょう。

ママ友がいないと母親失格?!

育児雑誌とか育児情報サイトを見ると、ママ友づきあいをしていないと母親失格みたいな気分になったりすることもたまにありましたが、「自分のペースを貫こう」と心に決めました。

子供は子供で保育園の友達と仲良く遊んでいるし、自分には昔からの友達や趣味の友達がいるし、平日は仕事で忙しいし、週末は家族で過ごしたいので、あまり深いつきあいをする必要性がありません。

よくお悩み掲示板で「ママ友ができないのですがどうしたらいいでしょう?」という悩みを見かけますが、

「いないならいないでもけっこう大丈夫ですよ~」と声を大にして言いたい。

挨拶はちゃんとするとか最低限の礼儀は守って、子供も自分も楽しくやっていればそれでいいんじゃないでしょうか。ママ友づきあいは向き不向きがあるし、どのぐらいのつきあいをするかは人それぞれなので、マスコミもママ友、ママ友とあおるのはやめてほしいと思います。

次回は、「“ずぼら力”を活用する方法 仕事編」。ずぼら力を活用して、主婦の主な仕事である家事や役員仕事などを乗り切る方法をお話ししたいと思います。

 

<広告>

 

『「ずぼら」ママでも、結局すべてうまくいく!』

フォローして三浦直子さんの最新記事をチェック!

---------------------------------------------
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
<広告>

「三浦直子さんの記事をもっと読む」

 - ママ友, 保育園, 子育て, 幼児, 幼稚園, 男の子 ,

<広告>



 - ママ友, 保育園, 子育て, 幼児, 幼稚園, 男の子 ,


  関連記事