孫の発達障害を知ったばあばの意外な言葉【我が家の自閉症長男あー、カミングアウトについて。③】 by よいこ
皆さん、周囲への障害についてのカミングアウトってどうしてますか?
我が家の場合、じーじばーば関係へのカミングアウトは、必要に応じてという形を取っています。
(わたしの実父へのカミングアウトは、あー8歳の現時点でまだしていません)
しかし、わたしの実母には思わぬ形でバレてしまいました…。
◆前回のお話はこちら
予期せぬ形でのカミングアウト【我が家の自閉症長男あー、カミングアウトについて。②】
前々回の記事で書いた通り、わたしは実家から遠く離れた場所で子育てしています。
実父にカミングアウトしていない理由は以前述べた通りなのですが、
同様の理由で実母へのカミングアウトも様子を見ていました。
ですが、なんと当のあーからあっけらかんと、普通の幼児から発せられるはずのない単語が飛び出してしまったという…。
実母は身内に発達障害当事者がおり、関連書籍を読んだりなどしたことがあったようで、普通のその年代の人なら知らなくてもおかしくない、発達障害関連の言葉を知っていたがために、思わぬ形でカミングアウトが終了してしまいました…。
しかし、一瞬悲しそうな表情を浮かべた母から出た言葉は意外なものでした。
「お前がかわいそうでね。」
そう、母は「発達障害児を育てる苦労を抱えるわたしの娘がかわいそう」
と真っ先に思ったようなのです。
母の視線の先に見えていたのは、発達障害当事者の孫ではなく、自分の娘であるわたし。
そして、母にとって一番大事なのは、実は孫じゃなくてやはり自分の子供なのだと、
その時気付いたのです。
普段、「かわいそう」と言われるのはあまり好きではないわたしなのですが、
この時ばっかりは母の思いに、胸にくるものがありました。
でも、今はわたしがあーのお母さん。
母と同じ立場の「お母さん」として、
母に伝えなければならないことがある。
「お母さん、わたしはかわいそうじゃないよ。」
「発達障害のあーは可愛くて、大切で、幸せをたくさんくれる存在だよ。」
それに、
「わたしはお母さんからたくさん愛情をもらったから、悲しいことや大変なことがあっても多分大丈夫だよ。」
言葉で伝えるだけじゃなく、あーと明るく楽しく暮らすことで、これからも母を安心させてあげられればなあと思います!
◆今までのお話はこちらから
★我が家の自閉症長男あーくん、危機一髪。シリーズ
★第二子帝王切開出産物語。シリーズ
★第一子帝王切開出産物語。シリーズ
★逆子物語シリーズ。
★転勤族ゆえに…子連れフライトデビュー!シリーズ
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