赤ちゃんが、泣かない・・・【赤ちゃんを授かって⑨】 by りんりんまま

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【とっくに過ぎてしまった、30秒】
30秒で終わらなかったらどうなるの、、、?
お願い、早く 早く 早く・・・助けて・・
赤ちゃん、お願いだから泣いて・・・!!
赤ちゃんに、今何が起きているのかさえ分からず、ただ見つめているだけの自分があまりにも無力で、悔しくて、涙が止まりませんでした。
手の感覚がなくなるくらい、強く握りしめ続けました。
わたしが泣いていることに気がついた看護師さんが「赤ちゃん、頑張っていますからね」と言ってくれました。
でも、それは分かってる。
「赤ちゃん、大丈夫ですよ」ただ、その一言が欲しかったのに、誰もそうは言ってくれませんでした。
何も分からないけれど、事態の重さだけは嫌でも感じる…ただただ怖くて、静かに震えていました。
長い長い処置の時間。30分以上、この時間が続きました。
【ようやく、赤ちゃんが泣いた…!】
ほんの一瞬、隣に来た 小さくてかわいい赤ちゃん。
心配は消えていなかったけれど、それでも触れることができたのだからきっと大丈夫だろう、と思っていました。
【楽しみにしていた面会が…】
「処置が必要なのですぐには会えませんが、明日14時にNICUで面会できますよ。」と言われ 赤ちゃんの写真を胸になんとか自分を落ち着かせた夜。
翌朝、またしても予想外の事態に。
「この病院の設備では難しいので、大学病院へ赤ちゃんだけ転院となります。」
まともに赤ちゃんを見る前に、離れ離れに…。
次回 つらいつらい、ひとりぼっちの入院生活。
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~今までのお話はこちら~
★赤ちゃんを授かってシリーズ
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