こんにちは、6歳差の兄弟、
にぃくん・おとくんと賑やかな日々を過ごしている
私には忘れられない旅行の記憶が
いくつかあります。
そのひとつを今回漫画に描き留めました。
今から6年前、
当時4歳半の長男を連れて旅行した時に
私が起こしたトラブルについてのお話、
今回が最終話となります。
☆出来事の大筋はノンフィクションですが
登場人物の名前および立場、
団体名、地名、施設名等は架空の物となります。
息子が起きたので、私は息子を連れて
エントランスにいた女性スタッフ
の元へ行きました。
彼女はさきほど
謎のおじさんと会話を交わしていた
女性スタッフで、
お礼を言うために話しかけました。
話していると、彼女があのおじさんのことを
よく知っているように感じたので、
私は、
「あの方はこちらの職員の方ですか?」
と聞きいてみました。
…すると



女性スタッフは、窓際に立つ息子とその奥、
ガラスの向こうの凪いだ海を見つめながら
優しく言いました。

私は自分が感じた第一印象だけで
おじさんのことを怖い存在と思い込んで、
彼の行動の真意を慮れなかった。
そのことを、改めて悔いました。
ふと女性スタッフのスタッフタグを見ると
「学芸員」という文字が目に止まりました。
博物館の専門職員…
私は彼女に、ひとつ気になることを質問しました。

※次ページに続きます。
