「私なんて死ねばいいんだ!」ヒステリーを止められない依存育児が産んだ望まぬ結末【育児をしくじられて大人になった結果⑦】 by ふくふく
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まるで子供のように泣き叫ぶ祖母の姿を見ても、私にはかわいそうとか、申し訳ないなんて感情は微塵も湧かず、ただ氷のように凍てついた冷めた感情のみが心に存在していました。
今までしょっちゅう「出て行け」って言っていたのに、どうしちゃったの?
あなたが昔から口癖になるくらい望んでいた事が叶おうとしているんだよ?
もっと喜べばいいのに。
祖母の事が嫌いとかではないんです。
ここまで何不自由なく衣食住を与えてくれて本当に感謝しています。
ただただ、そんなに離れたくない存在なら、一人になりたくないのなら、なんで十数年間も酷い事を言い続けるなんて愚かな事をしたのだろう?
それが心底理解できませんでした。
【何一つ良い結果を生まなかったヒステリー】
全てを決めていたので、私は予定通り一人暮らしをスタートし、あの家に寄り付く事はなくなりました。
母もその後、恋人と別れても実家に戻る事はなく……。
誰よりも家族と一緒にいたかった祖母は、家族に辛く当たり続けた結果
自分自身にも、そして周りにも何一つ良い結果を生まなかった、祖母のヒステリーやダブルバインド。
もし、祖母が穏やかで優しい性格だったなら、どんな家族の形になっていたんだろう……。
祖母のしくじり育児のお話は、次回で最終回です!
最後は、肝心の親は一体何をしていたんだ??
という事で、私よりもっともっと長く祖母に育てられていた【母】のお話をさせていただきたいと思います!
◆今までのお話
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