
周りを見回すと、娘と同じくらいの歳か、ちょっと歳上の子たちが遊んでいました。
それぞれが接触することはなく、お母さんとペアになって固まっている…という感じ。
ところどころで泣き声や叫ぶ声が聞こえていました。
それぞれ何かを抱えていることは、すぐに理解できました。

私は、周りの子どもたちの様子を見ながら、娘と同じような子を探しました。


娘と同じような子を見つければ、その子のお母さんと、
同じ悩みを共有できるかもしれないと思っていたのです。
しかし、みんなある程度の声は発していて、自己主張もしていました。
娘のように発語がなく、周りに無関心で、おとなしい子は見当たりませんでした。
一人きょろきょろしていると、一人のお母さんが話しかけてくれました。



娘は、定型の発達の子たちと違っていて、ここの子たちともちょっと違う…
ここにいる人たちには、娘を理解してもらえるかもしれないと思っていた私は、
たくさんの人が集まっている大きな部屋で、
予想してなかった孤独感に、襲われることになりました。

■単行本「うちの子、個性の塊です」!

◆今までのお話
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