一番問題があったのは・・・”放置子”の私!?【大人になって気づいたこと③ 】by 鶏岡みのり
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やたら電話する。
友達と遊べない日や、遊んだ日でも友達が帰った後にしょっちゅう電話し、なかなか切らせようとしませんでした。しつこい。
帰る時に引きとめるよりもこっちの方がさらに、友達の家族に心象が悪く・・・。
電話するとイヤがられるようになりました。
電話の向こうで友達が「相手から電話がかかってきてるんだから(電話代かからないので)いいじゃん」とご家族を説得してくれたこともありましたがダメでした。
友達の家族にすっかり嫌われました。
もちろん、友達本人に「しつこいよ!もう電話切るよ!」と怒られることもありました。
ありがたいことに、友達は友達のままでいてくれましたが心の中ではうざい奴と思われていたことでしょう。
ちなみに、こんな感じで私のターゲットとなってしまった友達は5~6名ほどいらっしゃいます(汗)
【私が友達にしつこい、その理由は・・・】
なぜ友達を過剰に引きとめたり、電話をしていたかというと・・・。
当時は自分でも理由を自覚していませんでした。
ですが、大人になって気づくのです。
あ、私って放置子だったわ。
ネットを見ていた時に放置子という言葉を知り、私も「これだ!」と思いました。
例えば、親が家にいなかったり放っておかれて、やたらと友達の家に突撃し、居座ろうとする子どもなどを”放置子”と呼ぶそうです。
私の場合、自分の家で遊ぶことが多く、自分から友達の家に突撃することはほぼなかったのでちょっと違うパターンの放置子かもしれません。でも放置子。
【当時の家庭状況】
私が当時の自分を放置子だったと思う理由。
それは両親とも非常に帰りが遅かったからでした。
帰りが夜中になるのは普通。
私の親はとても小さい会社をやっていました。
私が高学年になるまでは自転車で行ける距離に会社があったので行くことができ、両親の仕事が終わるのが遅くても全然寂しくありませんでした。
回想
イケメン大学生の恋人はなんと・・・【大学生と主婦の不倫に巻き込まれた話①】より
しかし、私が高学年になると会社が家から遠くに移転してしまい、 さらに移転に伴って従業員さんが辞めたりで、両親はとても忙しくなりました。
そのため帰りが非常に遅くなったのです。
私には歳の離れた弟がいますが、まだ未就学児だったので弟は会社に同行していました。
とはいえ、私は自分ではなんとも思っていませんでした。
むしろひとりで気楽だと思っていました。
しかし・・・。
自覚していなかっただけで、思い返すと確実に孤独感を感じていました。
ひとりで寂しくて、友達をひきとめたり電話をしてしまった。
でも当時は、まったく自覚できていなかった。
友達と長く遊びたいのも電話したくなるのも、単に『それが楽しいから』ぐらいに思っていました。
子どもは自分の感情を自覚したり、ましてや説明するのは難しい。そう思います。
ちなみに、両親の帰りが遅いということは、友達が私の家に遊びに来た時、家に大人が誰もいないわけです。
子どもだけなので危ないですね(汗)
当時はそのあたりがゆるく、特に何か言われた記憶がありません。
他の子の家でも、子どもたちだけで遊ぶということはあったと思います。
時代と、地域によっても違うのでしょうか。
親の帰りが遅い場合は学童保育という選択肢もあったのかもしれませんが、私は学校や集団生活が苦手なタイプなので、学童を勧められても絶対拒否していたと思います。
放置子期間は、はっきり覚えていませんが高学年の1~2年間だったと思います。その後は両親の仕事が落ち着いたのか、そこまで帰りが遅くなることはなくなり私も落ち着きました。
このように、自分自身のことでも大人になってから気づくことがあります。
自分を見つめなおし、子育てに活かせたらと思っています。
迷惑をかけた友達とそのご家族には、本当に申し訳なかったですね・・・。
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