<広告>

忘れられない小さなおにぎりと、母親の言っちゃダメな言葉【一人目と二人目・平等な育児③】 by 林山キネマ

<広告>


12

   

 

結婚式のめでたい日に、私はちょっと浮かれていたのでしょうね。

 

 

軽々しく「いいな~」って言わなければよかったと後悔しました。

母は厳しい口調で、食べないように私に釘を刺したのです。

いやいや、そこまで意地汚くないし!と思いましたが、めでたい日に変な雰囲気になりかねないので言うのは避けました。

 

でも、後々になってもこのおにぎりのことを思い出し、「あんな風にしてもらえるのって、いいことだなぁ」と何となく覚えていたのです。

羨ましくてギリギリしてしまうということはありません。ただ少しだけ寂しいような感覚になりました。

 

◆そして数年後、母の本音がこぼれ…

 

それから何年か経ち、何気ない日常会話の中から妹の話になりました。

 

 

母!それは普通なら口に出して言っちゃダメなヤツ!!

しかも、たぶん一番聞かせたらダメな相手に向かって言ってるよ!

 

うちは私と妹の二人だったので、私は旦那を婿養子に迎えています。そこまでしていて、それを言われてしまうと、気持ち的に本当にどうにもならないのです。

実母はどうしてこういうことを口に出せるのか…私が彼女にとって『それくらい言って、傷ついたとしても構わない存在』だったのかもしれません。

それでも、妹に対して悔しい感情は一切沸きません。「そんなに妹が可愛かったのかぁ、やっぱりなぁ」と、なんとなく納得しました。

私のなかで実母への執着が薄れ、実母の「彼女らしさ」をよく知り、慣れてしまったからだと思います。

 

【私のためにおにぎりを作ってくれる人】

 

義母さんとの日常会話で…

 

 

義母さん、どうしてこんなに優しいのでしょう?

そして義母さんが育てた旦那もとても優しいです。

 

旦那ももちろん小さなおにぎりの話を知っています。

私が朝寝坊をしてお弁当が作れないとき、旦那が時間に余裕があると自分でおにぎりを握って持っていくことがあるのです。

その時にご飯が少し余ると、私のために小さいおにぎりを作ってくれるのです。

…作った人がその場で食べてもいいと思うのですが、あえて小皿に載せて置いておいてくれます。

 

私にとって小さなおにぎりを作ってくれる相手が、必ずしも実母である必要はありません。ほかの人でもいいのです。

幸いにも私には、二人もいたのです。

 

私の実母に対しての感覚は普通の人からしたら、おかしいのかも知れません。

私がそんな感覚になっていくまでの流れを次回に書きます。

 

☆次回につづきます!

 

<広告>

 ◆今までのお話

一人目と二人目・平等な育児シリーズ
二人目なのに 育てにくい?シリーズ
第一子、初めてだらけの育児シリーズ
病気予防と病院選びシリーズ
叱り方番外編
実母から学んだことシリーズ
実母の残念な叱り方シリーズ
やさしい義母が叱る時シリーズ

⇒作者:林山キネマさん
⇒ブログ うずらぽってりしてます。
しくじり育児エピソード大募集!
c1ed5dd4765b7d63d0a30c1f9533c339

12
 

フォローして林山キネマさんの最新記事をチェック!

本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
--------------------------------
<広告>

 - 姉妹, 子育て , ,

<広告>



 - 姉妹, 子育て , ,


  関連記事

関連記事:

赤ちゃんを連れ出した義姉の“執着の理由”。家族も知らなかった真実とは【#54】私の赤ちゃん by 新垣ライコ

関連記事:

「こんなはずじゃ…」 ――育休明け、夫に全部頼ってきた妻が保育園デビューで味わった現実【未熟な夫婦の不協和音 #21】 by ぴん

関連記事:

感謝が足りないから…?「赤ちゃん発酵ドリンク」で全員ダウン。自然派サークルで“まさかの異変”【ママ友は「自然」の人】第6話:不穏な出来事② by 山田ノジル&すじえ

関連記事:

「チャーハンも作れるんだ!」娘の一言に父フリーズ!?電気屋でまさかの“遺伝”発覚【うちはおっぺけ~3姉妹といっしょ164話-5】by 松本ぷりっつ

関連記事:

“自分を守る”ことで精一杯 ──子供時代、私には“心の安全基地”がなかった【あの頃私はバカだった 第60話】by こっとん

関連記事:

「なんか喉が変…」軽い違和感から4週間。私が“紹介状”を渡されるまで【ママ5年目でがんなんて 手に入れた卵子と失った味覚】第1話「喉の違和感」by 松本ぽんかん

関連記事:

親が顔面蒼白になった子供たちからの訴え【息子が幼稚園で登園拒否に陥った話 #4 最終回】 by あやかず

関連記事:

「味方なんていないと思ってた」 ──彼女が語った“親との関係”と意外な本音【あの頃私はバカだった 第59話】by こっとん