ひといちばい敏感な子(HSC)が自己肯定感を育める接し方~その2~【うちの長女は多分HSC⑯】 by とも

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手抜きを勧めるダメな親だと思われるかも知れませんが、私は頑張り過ぎて折れるぐらいならそんなに頑張らなくていいと思う派です。

HSCは(もちろん性格や時期により色んなタイプがいると思いますが)、基本的に真面目で、すべきことは懸命に頑張ろうとする子が多いんじゃないかと思います。

 

ただでさえ頑張っていて、更には苦手なことや初めての経験に対して緊張と不安を感じてる時に、絶対やり遂げるべき!とプレッシャーを与えると不安定になるので、

「どうしてもいやだったらやめとけばいいよ」「本当に無理だったら先生に言ってね。先生にも伝えておくから」などと逃げ道を作っておくと、安心して逆にちょっと前向きに取り組めるんじゃないかと思います。

この「逃げ場を用意しておく」というのはこの先学校に行っても大人になっても常にやっていきたいなぁと思います。

 

なぜならそんなに繊細じゃない自分でさえ、昔どうしてもやりたくないことをやらないといけなかった時に、どう人生を終わらせようか考えてたからです。(重いわ。)

その時逃げなければ生きてなかったかも知れないので、逃げることの重要性は伝えておきたいです。

実際逃げずに向き合えたとしても、「いざとなったら逃げても大丈夫」と思うだけでも心が軽くなるのではないかと思います。

将来娘が自立したり嫁いだ時に、内心では何事もなく新天地で頑張ってほしいと思いつつも、「辛い時はいつでも帰ってきてね」と言える、ソンナ親二私ハナリタイ。(宮沢賢治風。)

 

⑦スモールステップを設定する

 

今は滅多になくなりましたが、幼稚園に慣れるまでは朝の準備に全くやる気がなくて困ってました。

まず、起きてこない。

そこでどうしたかというと、目標を細かく設定して、小さなことでも出来たら褒めるようにしました。(よく育児本に書いてあるやつ。)

 

 

褒め疲れて朝の時点で放心してた。

人を褒めるのって意外とエネルギーが要りますね…。

でも、「早く早く!」「なんで自分でやらないの?」「間に合わないよ!」って急かしながら準備するより、5倍ぐらい機嫌良く上手くいったと思います。

今ではそんなに褒めなくても普通に準備できるようになりました。本人の中で小さな成功体験を重ねて達成感を得られると、「できた!」「私はできる!」という自信に繋がるんだと思います。

敏感な子は失敗経験も大きく受け取ってダメージを受けがちですが、成功経験(褒められた出来事)も大きく受け取ってくれるので、とりあえず褒めといて損はないと思います。

あまり褒めすぎると天狗にならないか心配になるかも知れませんが、敏感な子は基本的に自己評価が低い傾向があり自分の些細な失敗に傷付きがちなので、褒めて褒めて褒めて伸ばすぐらいがちょうど良いのではないかと思います。

そんなに褒めるのって親ぐらいしか出来ないですしね。

うちは特に夫がわりと厳しくはっきり言うタイプなので、褒める&甘えさせるのは自分しかいねぇ!という気持ちで頑張っています。

それでもたまに自分に余裕がないとネチネチとダメ出ししてしまうんですけどね。はぁ…。

続きます。

 

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★読者から応援コメントいただきました!

私の子どももHSCで、私自身もHSPです。
この特性を扱った作品がとても少ないのでこのような作品に出会えて、とても嬉しいです。
今後の展開が楽しみです。
応援しています!!
by 大吉さん

~作者:ともさん~
インスタグラム tomo.jimimegane

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