ピアノを辞めた娘に訪れた転機【子供の習い事⑭】 by あぽり
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先生が切羽詰まっているのは分かったが、
そうは言っても、伴奏なんて責任重大なこと、
軽々しく引き受けられるものでもない。
だけど先生は引き下がらない!
弾くのは娘だから、親と言えども
私が引き受けるわけにはいかない。
娘に聞いてみるけれど…
期待しないで下さい、と言うと、
「期待してしまいます!」と。
先生も大変だ!
娘と相談した結果、やっぱりそんな大役は自信がないと言う。
先生には申し訳ないけれど、
やはりお断りの方向で…と思っていたら。
先生だけじゃなく、クラスメイト全員からも
「お願いします!」と頼まれてしまい、
断れなくなってしまった。
もしも娘が断れば、うちのクラスだけ
アカペラで歌うなんて言われて(笑)
「あの状況で、断れる人がいたら尊敬するよ!」
…と言って、
引き受けることになってしまった!
さぁ大変だ!
合唱曲が決まり、楽譜が配布されるのが
とても遅くて、
練習期間が1ヶ月くらいしかなくなってしまった。
1ヶ月で弾くのか!?
夏休み明けには全体練習が始まるので
それまでに弾けるようになっていなければいけない!
夏休み返上での練習が始まった。
だけど合唱曲は、難しいーーー!
指もずっと動かしていないので
動かないーーー!
それでも弾かなければ、クラス全体に
迷惑をかけてしまう。
ピアノの発表会は、個人の発表なので、
たとえ失敗しても、笑顔で称えてくれて、
拍手してもらえる。
でも、合唱コンクールはそうはいかない。
娘が失敗すると、曲全体が崩れてしまう。
みんな、優勝目指しているのに、娘のせいで
迷惑がかかると思い、
娘一人の背中に、クラス全員の期待がかかっていると思うと、
親も子も、プレッシャーに押しつぶされそうになり…。
ピアノの先生に泣きついた!
この間辞めたばかりなのに(笑)
また先生の元でレッスンを受けることに!
先生は、
「また一緒にレッスン出来て嬉しいわー♪」
と喜んでくれた。
今年はなんとか頑張ろう!と
みんなで乗り切る事にしました。
だけど、このことがきっかけで、
5年間伴奏を弾き続けることになるとは、
夢にも思っていなかった時です。
つづく。
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