私だけが生命保険をかけられていた本当の理由【三姉妹の中で私だけ生命保険にかけられていた話⑧】 by はなうさ
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【御守りかわりだった保険】
何かあったときのための保険。
なにもなく、使わずにいられたらそれでいい。
ああ、今年も無事に使わずに済んだって毎年思っていたそう。
その時は「そうなのかぁ」くらいに思っていたけど
母が私を妊娠中、おたふくになった時の不安がどれほどのものだったのか
自分が妊娠してわかったような気がします。
目に見えない、お腹の中の赤ちゃんの安否は出産するまで誰にもわかりません。
無事に生まれても、その後何が起こるかも。
あのおたふくが原因で、なにか起こったらどうしよう。
そんな想いが母にはずっとつきまとっていのだと思います。
きっと周りには「大丈夫」と言われたのではないでしょうか。
それでも母は不安でしかたなく、出産してすぐ父ではなく母が自分の名義で保険に入った。
毎年毎年、健康でありますようにと祈りながら。
毎年毎年、健康で良かったと思いながら。
子どもの頃、家族みんなで過ごしていることを当たり前のように思っていました。
でもそれは決して当たり前のことではないのだと、今では思います。
そしてなんの不安も心配もない妊娠と出産などないのだと、自分が妊娠して改めて感じました。
辛い想いを誰にも話せずいつまでも自分の胸にしまっている人もたくさんいると思います。
母はとても強い人です。
でもそれは、子どもに見せている一面に過ぎません。
色んな不安や心配を背負いながらも
明るさと優しさで私たちを育ててくれた母には感謝しかありません。
母の入っていた私の保険は、今は名義を自分に変え今でも私の御守りかわりになっています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
次回は私が妊娠中、母と同じような経験をすることになったお話です。
お楽しみに!!
おわり
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。