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「供養はいらない」「骨は海に撒いて欲しい」と言う義母とエンディングノートの欠点【私たちと終活⑨】 by 林山キネマ

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【義母さんの最後のときの希望】

 

数年前、直接顔を合わせたとき、義母さんにも聞きました。

すると、義母は穏やかに答えてくれました。

 

 

「供養はいらない」「骨は海に撒いて欲しい」という義母さん。

 

義母さんは細かい事にはこだわらない、さっぱりした良い人だと私は思います。

義父さんは病気で息子が小学生の時に亡くなっています。
義父さんの親戚はちょっと見栄っ張りだったかな?そのため、「恥ずかしくないようなお葬式と供養をしないとダメよ!」という雰囲気がすごく伝わってきました。

義母さんは法事・法要と失礼のないように弔っていました。
お墓のあるお寺がとても大きくて(金ピカで)遠くてそれなりに、時間も出費も必要でした。

 

それを経験しているせいでしょうか?

義母さんは「お寺の関連で残した人に手間をかけさせたくない」と考えているのです。

 

気持ちは分かるんだけど、なんというか…。

それではお別れの心の整理が付かないような、さみしくて相手がいなくなったことを受け止められるのか?そんな気分になりました。

私の希望ではせめて、小さくても家族葬だったとしてもきちんと見送って供養をしたいです。

 

◆エンディングノートの欠点、それは…

 

最後はエンディングノートを書く本人と家族が話し合うことが一番かもしれません。

もし何らかの希望があって、それを真剣に考えているとしたらノートではダメでしょう。

なぜならエンディングノートには法的効力が無いからです。

 

希望を残す側も、残された側も、最後はノートではなく専門家に聞くと良いでしょう。

 

 

ノートを書くだけでなく、資産や終活そのものについて、たくさんの専門家が存在します。

遺言書なら公証役場弁護士が相談にのってくれます。

遺言以外でも法テラスで無料の相談も可能です。

銀行がやっている『デジタルエンディングノート』もあるので、銀行のそういったサービスを活用するのも良いかもしれません。

複雑な場合は『終活コンシェルジュ』に悩みを相談してサポートしてもらう方法もあります。専門家に頼れば安心度合いが格段に上がりますね。

 

次回はいよいよ完結、旦那と一緒にノートを書いてみたいと考え…そして。

 

☆続きます!

 

 

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