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夫の親というだけ『他人』の義両親の介護をなぜ続けられたかというと…【めおと34年も続けると㉛】 by 山田あしゅら

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義母の病室にあった大量の荷物をえっちらおっちら運ぶ羽目に

救急車は患者の入院荷物まで運んでくれません。(車内が超狭いのでまず無理。)

 

バタバタと会計精算などの手続きや

(結核入院中の医療費は公費支給となりますが雑費等は自費負担です。)

 

 

お世話になった看護師さんたちへお礼を済ませると

ぴったりの時刻に救急車が到着。

義母は救急隊の人たちによって手際よく搬送されて行きました。

 

そして私も休む間もなく転院先の病院へ向かいます。

 

 

介護の大変さって在宅介護の期間だけじゃないことを

この時身をもって感じたものです。

 

 

夫の親というだけで

何で『他人』である義理の両親のためにここまで身を削らないといけないのか?

おそらく疑問がわいてくると思います。

 

正直私自身、ふと立ち止まった時など「私、なにやってるんだろ?」

思うこともありました。

 

長い介護期間の終盤は独善的で

半ば意地になっていた部分もあったかも知れませんが

 

 

理由があるとすれば

 

渦中に巻き込まれるうちに

義両親の介護が自分の立ち位置になっていたってことだけ。

衰えていく二人を途中でほっぽり出すことができなかったってことだけ。

 

 

 

もちろん色んな人生

何に重きを置くかは人によって異なります。

それが長と出るか半と出るかは時の運。

 

どんな道筋をたどっても

どれが正解ってことはないのだなと思うのです。

 

 

~第一話はこちらから~

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⇒作者:山田あしゅら
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