最終回:終わりと始まり。何人もの人にマタハラを続けてきた結果は…【又原さんはマタハラが生きがい!?㊲】 by 白目みさえ

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私も新しい職場が決まっていましたし
その諸々の噂を聞いたのは
引っ越したあとでしたので。

又原さんにはその後も会っていませんし
そもそも又原さんは心理士でもないので
今後会うこともないかなと思います。

 

【後日談】

 

桐生さんご夫婦は自然妊娠が非常に難しいと言われていましたが
桐生さん曰く「奇跡的に授かった」とのこと。

今日はこの報告のために白目と遊んでくださったのでした。

近々産休を取ることになった桐生さんですが
職場の雰囲気はというと…。

 

 

とのこと。

又原さんにつらい思いをさせられていた時に
助けてあげられなかったのに…と桐生さんは思っていたようですが

おふたりにとってはむしろ逆で。
桐生さんに励まされて頑張れたので恩返しがしたいと言ってくれたそう。

 

 

産休育休はどうしても長年勤めた人よりも
若い人が取りますよね。

それを「お互い様」とか言うと
「まだ何も周りに貢献していないのに!」
「自分が周りのために何かしてからにしろ!」
なんて言う人もいますが、それは間違いだと思います。

そうやって産休育休を取って帰ってきた人は
そこから貢献をしてくれるんです。

前払いか後払いかの違い。

もちろん一定数「恩だけいただきました!」
みたいな人がいることは否定しませんが。

でも多くの人はそんな薄情ではないと思います。

そして「お互い様」が発動されるのは産休育休だけではありません。
介護や怪我、病気など人生にはいろんなライフイベントがあります。

いつ誰の身に起こるかわかりません。

そんな時に「任せて!」と言ってくれるのは
産休育休の時に周りに助けてもらった人なのではないでしょうか。

「助け合い」というのは、必ずしも助けてもらった人に返すだけではありません。
自分が若い頃に助けてもらった分を次の世代を助けていく形で
世代間で受け継いでいくものも含まれるのではないかと思います。

「今この瞬間だけ」を見るのではなく。
長い目で考えてみると自ずとマタハラは無くなっていくのではないでしょうか。

 

 

ちなみに私は「非常勤」で妊娠出産しました。
(又原さんが若干トラウマで正社員になるのが怖くて)

それなりに貯金はしていましたがやはり苦労はあったので
正社員として産休育休を取りたかったなと思いました。

私は今の職場では正社員時代に産休も育休も取っていませんが。

正社員になった今。誰かが産休育休に入る時には
安心して入ってもらえるように頑張りたいと思っています。

早く戻らなければとか。
私が抜けて迷惑をかけるとか。
そんな風に思わなくてもいいように。
私ができるところは可能な限りフォローしていきたいと思います。

 

 

又原さんのお話はこれでおしまいです。

長いお話にお付き合いいただきありがとうございました。

又原さんは今どこで何をしているのか知りませんが。
ここ数年の間に随分「マタハラ」も認知されてきました。

もしあなたの側に「マタハラさん」が現れたら。
1人で悩まずに誰かにご相談くださいね。

 

 

新連載のお知らせ

 

次回から新連載を始めさせていただきたいと思います。
「泥ママ事件簿ー真犯人は誰だ!ー」

白目が若干巻き込まれた「泥棒事件」について
お話しさせて頂けたらと思います。

お楽しみに!

 

~第1話はこちらから~

 

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