
もし、お子さんが学校へ行けなくなった時。
ゲームでも、漫画でもなんでもいいです。
もし好きで楽しめることがありそうなら、ガッツポーズしてあげてほしいです。
趣味がくれる力は、ものすごく大きいです。
この頃の私、同級生が中学に通っている頃の私といえば、
本や漫画を読むことと、ゲームをすることと、
絵を描くことくらいしかしていませんでした。
はたから見れば立派な“ひきこもりニート”というやつです。
自分の子どもがこうなってしまったら、絶望しない親はいないと思います。
実際、私の両親も、どんな気持ちで私の姿を見ていたか。
かたや幼馴染たちはキラキラとした青春を過ごしているということは
嫌でも耳に入ってくるのです。
“なんでうちの子はこうなの?”という思いに、胸はかき乱されていたと思います。
いま思い返すだけでも、申し訳なくて申し訳なくて、苦しくなります。
しかし、当時の私は……

そんな生活をエンジョイしていました。
俗にいう、フラッシュバックというものは存在しました。
自分の身体が気持ち悪くて気持ち悪くて、眠れない日もありました。
でも、私の場合、家の外に出なければもう被害に遭うことはありません。
そんな安心感の中で、思う存分好きな本を読み、絵を描き続けているのです。
苦しいわけがありません。
両親は、私に強く言うこともありませんでした。
私はそんな両親の優しさをいいことに、ズブズブとひきこもりニート道を突き進んでいくことになります。
もし、この時両親に無理やりにでも引きずり出されていたら、
私はもっと早くに社会復帰できて、明るい青春時代を過ごせたかもしれません。
でも、無理をして、壊れて、命を落としていたかもしれません。

たらればの結末は想像の域を超えませんが、
私のこの先の出会いを思えば、ひきこもりが10年続いた事実があっても、
脱ひきこもりにものすごいパワーを要した事実があっても、
無学のブランクに苦しめられた事実があっても、
両親がこの道を選ばせてくれたことに、感謝しかありません。
私はこの後、この小さな部屋の中で、大きな転機を迎えます。
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作者:たんこさん
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