2歳で始めたのに1年半かかった娘のトイトレ全記録 by ぴなぱ
【2歳で始めたトイトレ。スタートは好調!なのに長引いてしまった理由は…】
現在3歳半になる娘。近頃ようやくオムツがほぼ取れて(この記事を書いてる時点でおしっこは昼も夜もトイレでできる、うんちがまだあと一歩という感じ)そろそろトイレトレーニングが完了しそうな気配が見えてきました。
思い返せばここまでくるまで長かった!!
今までの娘のトイトレを振り返ってみたいと思います。
3歳半でまだ完了とは言えない娘のトイトレなのですが、スタートは2歳を少し過ぎた頃と比較的早く、そしてスムーズだったんです。
「大人のトイレに座ってそこで用を足す」というのがトイトレの第一関門ではないかと思うのですが、娘の場合、その第一関門は初めからすんなりクリアしていました。
身体が大きい分、大人のトイレに座っても落ちそうにはならず安定していて、本人が怖くなかったというところがあるかもしれません。
けれど娘がやる気を見せたこの時点では母である私にトイトレを始めるつもりは全くなくて、娘がやってみたいと言ったから大人のトイレに座らせてみたとかそんな感じで、まさか本当にできるとは思っていませんでした…
すぐにオマル(補助便座としても使えるタイプ)やトレパンは用意しましたが、実際にトイトレを本格的に始めるという気にはなりませんでした。
娘はしゃべり始めが比較的遅かったこともあり、この時話せる言葉がまだ少なく、トイトレを始めるのならもう少し話せるようになってからの方が色々とスムーズなのではないか?と思ったところもありますし、「このあいだまで喃語だった子がいきなりトイトレ…!?」と私の気持ち的に娘=まだ赤ちゃんという意識が抜けてなかったところがあったのだと思います。
なにより1番は「最初からこんなにスムーズならほっといてもこの子は自然とオムツが取れるかも〜♪」という謎の余裕。
私はもともとボーッとした性格なので、この謎の余裕を持ったまま月日はあっという間に過ぎてしまい気付けばもう3歳半。長ーいトイトレとなってしまったのです。
娘がトイレにノリノリだったあの頃にやる気を出してさっさとトイトレを進めていれば、今ごろとっくにオムツは卒業していたかもしれないのに…と、今になって思います。
【初めての成功から半年。ようやくトイトレスタート】
2歳が過ぎた頃には大人のトイレでおしっこが成功していた娘。しかし母である私のやる気が乏しく、その後進展しないままでした。
【周りはトイトレを始めてた!】
3歳になる年の4月から保育園に通い始めた娘。入園の時点ですでに大人のトイレでできていましたが、ちゃんとしたトイトレを始めていたわけではないし、園で始めるタイミングがあるのかと思いそのことは先生に伝えていませんでした。
6月頃にあった初めての保護者会で、トイレについての説明があると聞いて「あーそろそろ始めますって話かな〜」と思っていたら、なんとすでにクラスの半数がトイトレを始めている!しかもオムツが取れかけている子もいるとのこと!
てっきり、保育園ではみんな一日中オムツで過ごしているものと思っていたので衝撃でした。
【保育園の連絡帳に書くこと】
保護者会が終わった後、個人的に相談する時間があったので担任の先生にそのことを伝えると、先生もびっくりした様子で「すぐに園でもトイトレを始めましょう!」とのこと。
娘は、家ではオムツをはいていても気が向けばトイレでするという状態でしたが、園では一度もトイレに行くと言ったことがなかったそうで、先生も娘がトイレでもできると思っていなかったようです。私も言っていなかったので気付かなくて当然です。担任の先生とは毎日連絡帳でやりとりしていて、こういうことこそ伝えるべきなのに、私はいつも何を書いてたんだろう…と反省しました。
【保育園児のトイトレ】
園の方針もあり、トイトレ中は園ではオムツ・トレパンなどはNG。失敗したとしても、おしっこの感覚を掴むため普通のパンツ(綿のパンツ)で過ごすとのこと。娘はまだ普通のパンツは履いたことがなかったので、まずは日中パンツで過ごす時間を少しずつ作っていくということになりました。
初めてのトイレ成功から半年以上経ち、保育園の先生に背中を押され、ようやくトイトレらしきもののスタートです。
【とにかく掃除はしたくない!】
【うちの旦那はとにかく綺麗好き!】
用途ごとの洗剤を収集し、休日ともなれば朝から掃除機をかけスチームクリーナーをして、夜また軽くモップがけまでするという男です。
臭いにも敏感で、かつて飼い猫が粗相をしてしまった布団は干したりスプレーしたり布団クリーニングに出したりした後、最終的に「やっぱり臭う」と言い(私は臭わなかったけど)買い替えました。
【掃除嫌い】
もちろん、旦那も我が子が漏らしてしまったところで嫌な顔をしたり叱ったりするわけではありませんが、その後始末は必要以上に徹底してやるでしょうし、私にもそれを求めるだろうと思いました。私は旦那と違って家事の中で掃除が一番嫌いです。主婦として最低限のことはするけど、できることなら掃除は生活に支障がない程度しかしたくない。
トイトレだけでも根気がいるのに、旦那の目を気にして掃除も毎日徹底的にやるなんて
正直面倒臭い!!
【汚さない為に…】
そんなわけで、トイトレを始めるにあたって特に後始末が大変になるであろうソファとベッドは絶対汚さないようにしようと思いました。
◆ソファーのお漏らし対策
まずソファはペットシーツとキルトのマルチカバー。ソファ全体を覆うタイプのソファカバーも試しましたが、生地が薄くてペットシーツまでかなりしみてしまうし取り外しにも時間がかかるので、分厚くて上から被せるだけですむマルチカバーの方が漏らした時にすぐ外せるので使い勝手がよかったです。
◆ベッドのお漏らし対策
それからベッド。元々はベッドカバーの上に敷きパッドを敷いて使っていましたが、その上にペットシーツ、敷きパッド、バスタオルを重ねました。少量ならバスタオルだけで食い止められるし、最低でもペットシーツまでしかしみないので、夜中のお漏らし時も濡れてるところをパッと外すだけで済むのでとても楽でした。
娘は一晩で2回出ることはほとんどないので、外した後は新しく付け替えたりはせず、下に敷いてある敷きパッドの上でそのまますぐ寝られるというのもよかったです。ドタバタやってるうちに娘の目が覚めてしまって、そこからまた寝かしつけるのは骨が折れるので。
【お漏らし対策をしたおかげで…】
初めは旦那にとやかく言われたくなくて始めたことでしたが、結果的に私自身の負担が少なくすみ、娘が失敗した時、思わず責めてしまった…ということもなく済んだので、旦那様様とまでは言いませんがまぁよかったなと思います。
【おむつを外してパンツへ】
保育園では登園からお昼寝の前まで(ただしお散歩や外遊びの時間はオムツ)、家では帰ってきてから寝る前までパンツで過ごすようになりました。
ご飯中や一緒に何かしているときは比較的失敗なくトイレを教えてくれましたが、一人遊びやテレビに夢中になっているとつい忘れてしまうようで漏らしてしまうこともしばしば。しかも毎回のようにソファがその被害に。前回の記事に書いたようにソファの保護をしていてよかったなとつくづく思いました。
【トイレトレーニングで失敗すると…】
トイトレは失敗しても責めたりせず、まずはトイレに前向きになってもらうのが大事!と前知識として何かで読んでいたので、失敗しても精一杯明るくフォローして娘が気に病まないようにしたつもりです。
しかし元々ナイーブな娘。後始末をする私の横でどんどん、どんよりしていき、新しいパンツを履かせようとする頃にはもう心が折れてしまうようで「オムツにする」と。
私としては失敗しても気にせず、むしろ失敗することで少しずつ感覚を掴んでいってくれればと思っていましたが、本人が必要以上に落ち込んでしまっているので強制はできません。
次の日になれば立ち直ってまたパンツを履いてくれるのですが、失敗するとオムツ…の繰り返しで下手すると家に帰ってすぐ失敗→その日は結局ずっとオムツなんてことにもなり、なかなかその先に進めませんでした。
◆保育園でのトイレトレーニング
ちなみに保育園も「まずは家庭でできるようになってから」という方針だったので、家での失敗が減らないうちはパンツの時間も据え置きでした。
保育園では失敗はほぼなし、というよりパンツの時間が1〜2時間程度だったので出ないままのことが多かったようですが、それでもやはりたまに失敗するとオムツにすると言って変えてもらっていたようです。
いつでもオムツに戻れるという状況はよくないのかもとも思いましたが、だからって「もうオムツは履いちゃダメ!」と逃げ場をなくすのも娘の負担が大きい気がするし、娘の性格的に「失敗しても気にするな」といくら言っても気になってしまうだろうし…と、手詰まり感を感じていたとき、思いもよらない方向でトイトレがぐんと進むことに。
失敗してはオムツに戻し…を繰り返すこと数ヶ月。なかなか進展しなかったトイトレはこうして思いもよらない方法で大進歩しました。
元々お人形相手のお世話遊びが好きだった娘ですが、私の妊娠を期にそれがさらに白熱したようで、目に付くものを手当たり次第に赤ちゃんに見立てるようになりました。
ぬいぐるみ類はもちろんのこと、タオルやリュックや大根(!?)まで…。
【未開封オムツが…】
そんなお世話ブームの時に家に届いたのが未開封オムツ。うちはオムツはなくなりそうになったら生協で注文しているのですが、届いたオムツを片付けようとしたら娘に赤ちゃん役として持っていかれました。
そのうち飽きるだろうとそのままにしていましたが、いよいよ開封済みオムツが底をつきそうになったので開けていいかと聞くと断固拒否!!
まさかこれがうまくいくとは思いませんでしたが、「じゃあもうオムツは履けないからパンツでがんばろうね〜」と言うと、意外にもパンツでがんばるように。
日中のトイレも不完全だったので寝る時のオムツは当面外す気はなかったのですが、せっかく娘がやる気になっているのでそちらも同時進行で進めることにしました。
当然この時点では、保育園はまだオムツも使っていたので、保育園用には赤ちゃん役とは別のオムツを買って娘の目につかないところに隠していました。娘が「やっぱり無理!」と言ったらそれを使うつもりでいましたが、結局これ以降家では一切使わずに過ごせました。
もちろん失敗もたくさんしましたが、以前のようにオムツに戻すと言い出すことはなく、挫けそうになっても赤ちゃん役オムツを開けたくない!という意地で踏ん張っているようでした。
失敗して感覚が掴めてきたのか、オムツという逃げ場がなくなった分トイレに意識が向くようになったのか、遊んでいて漏らしてしまうということも段々と減っていきました。
我が家のトイトレに革命を起こした未開封オムツ。この記事を書いている現在もまだ現役で娘の赤ちゃん役をやってくれています。
他の赤ちゃん役になった物達は長くても数日で飽きられたので、なぜそんなにもこの未開封オムツだけに執着したのか謎ですが、何が幸いするかわからないものだなぁ…と、しみじみ思います。
家では一切オムツを履かずに、パンツでの失敗も徐々になくなっていました。
次のステップは、家以外のトイレにも行けるようになること!
【外のトイレが怖い娘】
娘はすごく怖がりで慣れない場所は特に苦手です。トイレも行き慣れたショッピングモールやファミレスのものなら行ける場所もありましたが、初めての場所や少しでも暗かったり古かったりすると、個室に入れても用は足せないという状態でした。
無理をさせるのもよくないかもとは思いましたが「お出掛けのときはオムツでもいいよ」と言って、例の赤ちゃん用オムツ以外のオムツを出してしまうと、またそこでトイトレが停滞してしまうかもしれないと思い、
・お出掛けしない
・家以外のトイレも怖がらず行く
・赤ちゃん役オムツを開ける
のどれにするか娘に選ばせることにしました。
「やっぱり外のトイレはがんばれない」と言われたら、それはそれで仕方ないと思いましたが、娘は悩んだ結果トイレをがんばるとのこと。
怖がりな反面決まり事は律儀に守る性格なので、これ以降、家以外のトイレに入っても「怖くてできない」と言うことは本当になくなりました。
以前は行けなかったコンビニやサービスエリアのトイレも行けるようになったので、車での長距離移動がオムツなしでできるようになり、さすがに難しいかなと考えていた屋外の公衆トイレでもできたので、公園や動物園も心配なく行けるようになりました。
【娘の自信につながった】
脅しのようなやり方をしてしまったんじゃないか、強引に進めてしまったんじゃないか、と心配にもなりましたが、案外本人はこれが逆に自信になったようで「こまちゃんもうおねえさんだから、おそとのおトイレもいけるんだよ!」と自慢気。まだ、たま〜にしていた家での失敗もほぼ完全になくなっていきました。
どちらかと言えば保守的な性格の娘。私もそうなのでついついそのペースを守ってあげたくなりがちですが、時には少し強引に進めることが本人のためになることもあるのかもなーと思いました。
【おしっこのトイトレは完了したけれど…】
おしっこに関しては、たまーにおねしょをしてしまうこともありましたが、大半が夜中もちゃんと起きてトイレに行くことができ、お出掛け時も問題なく。昼夜共にトイトレは完了したと言っていい状態になっていました。
最後の関門はうんち!
おしっこが完了した時点でうんちはというと、おまるとトイレでそれぞれ1〜2回できたことがある…それも出しきれたわけじゃなく、うさぎのうんちみたいのがコロッとひとつだけ…という程度で、全くできないと言っていいくらいのレベルでした。
しかしもうおしっこは完了してるし、1日1回出るか出ないかのうんちのためにおむつに戻すことは避けたい。
とにかく、うさぎのうんち風でもできたことがあるっちゃあるわけだから、トイレですること自体が無理なわけではないと信じ、そのままパンツだけで進めることにしました。
【うんちが成功した訳は…】
結論から言えば、うんちに関しては意外な解決策も突飛なアイデアもなく、ただ時間が解決してくれたんだと思います。
あえて言えば娘の場合うんちは人が見てるとできないようで、たまたまなのか自分で気付いたのか、一人でトイレに行ったときに初めてうさぎのうんちじゃないものが出せました。
人から見られると恥ずかしいのか気が散るのか理由は定かではありませんが、それ以降も一緒に行くと出ないようなので、うんちはひとりで行くよう促しました。
初めての成功後も、うんちの感覚がいまいち掴めていなかったことやひとりでトイレに行くのが嫌だったりで、しばらくは相変わらずパンツにしてしまう方が多かったですが、成功率が10日に1回、週に1回、3日に1回…と徐々に上がっていき、その中で娘も感覚が掴めてきたようです。
まさに時間が解決、ですね。
うんちに関しては成功率が上がってきたのが本当につい最近の話で、この記事を書いている時点でとりあえず1週間漏らさず過ごせている…という完了と言えるか微妙な状態です。
でも多分もう大丈夫…!多分……!!
長くかかったトイトレもようやく終わりを迎えられそうです。
というわけでこのシリーズを書き始めた時点ではまだ完璧と言えなかったトイトレ、無事に完了しました!
振り返ってみれば、最初にトイレでおしっこができてから1年半という長い時間をかけてしまったトイトレ。
途中経過を見るに、こんなにダラダラやらなくても私がもっとやる気を出して最初からスパッとオムツをやめてしまっていれば、長くても半年あれば取れていたんじゃないかなと思います。
トイトレについて4人の子持ちである姉に相談したことがあったんですが、やはりスパッとオムツをやめてしまうのが一番!と言っていました。
姉曰く、子供を4人育てるなかでいろんなトイトレを試したけど、どうやったって漏らすもんは漏らすから、そこは覚悟を決めてオムツをキッパリやめてしまった方が結果的に早く終わる、とのこと。
それを聞いたときは半信半疑でしたが、今となっては姉の意見に同感です。
だってトイトレに1年半もかけた我が家も、結局垂れ流し状態になってからの進みの方が圧倒的に早かったから!
もちろん、個人差があることですし子どものタイプによるんでしょうが、娘の場合はさっさとオムツをやめてしまった方がよかったんだろうなと今になって思います。
そしてなにより、オムツが取れるというのは想像していたよりはるかに楽!!
生まれてからずっとやっていることだから、こういうものだと思っていたオムツに関するあれこれ…。それが全部なくなるとこんなに楽だったのか!と、トイトレ完了してようやくわかりました。
オムツが外れたらそれはそれで常にトイレの心配をしなきゃいけなくて大変では?と思っていましたが全然そんなことないです。
出そうになれば自分で申告してくれるし、オムツ交換ができる場所よりただのトイレの方が圧倒的に多いので、トイレを探してあたふた…ということもほとんどありません。出るタイミングや間隔もある程度予想できますしね。
最後にこれからトイトレを始めようか迷ってる方へ。トイトレ完了したママさんに必ずと言っていいほど言われるセリフを私も贈ります。
オムツ外れると楽ですよ!!がんばって早く取っちゃいましょう!!
作者:ぴなぱさん
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