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小学2年生の参観日で気付いた息子の異変 by ぎん

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【一年生の頃・・】

参観日に行くと、必ず小熊(息子)は手を挙げて発表をしていた。

いいところを私に見せようとしたのかは定かではないが・・

とりあえず、一生懸命果敢に手を挙げていたんだ。

(先生)はい、小熊君!

答えがあってる時もあったし・・

(先生)プリントに書いてある丸の数を数えて何個丸があるか調べて下さい~

(生徒)はぁ~い!!

うわ・・あいつ・・

丸の数をチェックせずに鉛筆の柄の部分で数えてるぞ・・

 

(先生)はい、小熊君!

嫌な予感的中(^0^)

このように、間違ってる事もあった。

 

【この時は間違ってもへっちゃらだった】

「違いまーす!」(答えが自分と一緒なら同じです!違ってたら違います!と言う様になっている)

と、友達に言われてもへっちゃらだった息子。

そう・・答えが合っているとか間違えてるとかそんなのは関係なくて

ただ発表がしたいという・・攻めて攻めまくる男であった。

(あ、言っておきますが・・発表するからといって頭が良い訳ではないです・・小熊はTHE普通人間です)

 


【二年生になって初めての授業参観】

一年の時の授業参観では発表を頑張ってたから、二年生でも発表を攻めまくっているのかしら?

と、楽しみに小熊の様子を見ていたが・・

手を全く挙げないぞ・・

その後も様子を見ていたが、結局小熊が発表をする事はこの日一回も無かった(先生に当てられたのは省く)。

 

【小熊に聞いてみたら・・】

参観後・・家に帰り、私は小熊に聞いてみた。

(ぎん)どうしたの?前は楽しそうに頑張って発表してたのに・・最近ずっと発表してないの??

(小熊)うん。二年になってから・・

(ぎん)おいおい・・どうしたぁ~?

(小熊)あのね・・前にね・・

(小熊)間違った時に・・そう言われたのが凄く恥ずかしくて嫌な気分になったの・・。

 

一年の時は間違ってもへっちゃらだったが・・そんな彼にも・・

「羞恥心」が芽生えてきてしまったようだ。

 

あぁ・・小熊よ・・

あの「違います!」って言われる気持ち・・うん・・

お母さんも・・その闇にのまれたことがあるから・・分かる。

せめて「他の答えがあります」くらいオブラートに包んでくれたらいいが

ド直球で「違います」と言われ、ザワつくあの完全なるアウェー感がたまらんですよね・・

 

【間違ってもいいじゃないか】

違います!って言われて発表できなくなった小熊に私は言った。

(ぎん)恥ずかしかった気持ち・・分かるぜ・・でも本当はね、間違ってもいいんだよ。発表する事がそもそも凄いじゃない。

お母さんなんて授業中、むしろ「当てられません様に」と何度呪文を唱えていた事かww

ほら・・こんな人間もいる中、自ら発表する君はなんて凄いんだ!!

(小熊)え・・本当・・?僕って凄い?

(ぎん)あぁ・・おめぇって奴は凄い男だぜ!←持上げ作戦

(小熊)・・・・・。

小熊の自信、お帰りなさいw↑

(ぎん)と・・とりあえず、軽い気持ちで・・

これは絶対間違いない!っていう答えだけでも発表したらいいんじゃなかな?

 

翌日。

(小熊)お母さん・・

(ぎん)おぉお・・そうか。頑張れ!

なんとかまた、自信がついてきた小熊。

次の授業参観ではどうなっているかな・・?

 

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⇒作者:ぎんさん
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