【最終話】何が正解かわからないけれど、大切なことは…【お金を使う遊び⑧】 by あぽり
の続きです。
最後なので、少し長くなります!
ジャイアン君はゲームセンター代を
みんなに持って来させようとしていた事が
分かり、
本人に直接言って、この事については
解決した所まで書きました。
今度は、自分の子供にも、
また同じことが起こらないように
お金の話をしなければいけないと
思いました。
「お母さんは、出来れば
お金を使う遊びをしないで
欲しいと思っています。
大人になると、お金を使わないと
遊べなくなっていきます。
だけど子供は違う。
あなた達子供は、
遊びの天才なの。」
何もない野原で、
朝から晩まで遊べる。
道に生えている草を使い、
石を集め、
土を掘り、
水を調達する。
次から次へとアイデアが生まれる。
子供同士でルールを決め、
身体を思い切り使い、
そこに社会が出来る。
ペットボトルを与えると、
それで2時間遊べる。
トイレットペーパーの芯を
5本くらい与えると、
それで3時間遊べる。
「お母さん、割りばし無い?」
と、足りない材料を自分で考え、
それを利用して
次々と遊びの想像を膨らませていく。
大人には真似出来ない事。
それを、大人の真似して
お金を使った遊びをしてしまうのは
もったいない。
その手と足と、
頭と言葉を使って、
脳みそをフル回転させて
たくさんの遊びを生み出して欲しい。
あなた達に
お金は必要ない。
せめて低学年のうちは、
お金ではなく、
身体を使った遊びを体験して欲しいと思っています。
理想論なので、
今の時代では、
時にはお金が必要だったり、
一日ゲームで遊ぶ日もあるでしょう。
だけど、お金は何も生み出さない。
何も生み出せなくなった大人が使う
アイテムだと思う。
お金に頼る事なく、
飲み物と、少しのおやつだけ持って
「行ってきます!」と遊びに出掛けて欲しい。
親がイライラするほど
汚して帰って来ることでしょう。
そうやって、
家中砂だらけにして
母親が子供を叱り飛ばしていたこの時の事を
きっと、
母親も子供も忘れない。
こんな風に遊べるのは今だけだから、
その時代にしか出来ない遊びを
思い切り堪能して欲しいと
思うのです。
こちらが想像するよりも、
早い時期に、お金のトラブルがやってきてしまいました。
学校に言わず、本人に伝える事で解決したこの問題は、
正解も不正解もないのだと思います。
どうすれば良かったのかは、その時の周りの人達と
子供達の特性、性格、そういうものを考慮して
大人が決めていかなければいけない。
もっといい方法があったかもしれないし、
一番ベストの方法を選んだのかもしれないし。
ジャイアン君の家庭に注意をする事は出来ません。
人の子育ての方針に口出しをしてはいけないと
思っています。
まして、昔の雷おやじのように、
人の子に説教をする事も出来ません。
(よほど悪い事なら別ですが)
ゲームセンターに出入りする事は、
当時は禁止されていなかったので
法を犯しているわけではない事を
注意してやめさせる事は出来ないのです。
その中で、どうしたらいいのかを
考えていかなければいけません。
ジャイアン君に限らず、
世の中には、色んな子供がいます。
関わらなければいいと思っても、
同じ学校だから、どうしても関わってしまいます。
気まずくなると、保護者同士の関係も、
難しくなります。
だから私は思います。
環境は変えられないのだから、
自分の子供が、ブレないようにすればいい。
その為には、たくさん話をする事。
一つ一つ、問題が起きるたびに
子供と一緒に解決していくうちに
子供が成長していってくれるのではないかと
思っています。
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