増していく不安と焦り【パニック障害と家族と私②】 by おかゆ
短大生の頃パニック障害になり、短大卒業後は思いがけずニートになってしまった私。
自立して親孝行するはずが、引き続き両親のお世話になることに………。
両親には申し訳ないと思いつつ、自分の体が思い通りにならないもどかしさと闘っていました。
【パニック障害の症状】
最初は、その時の状況に関係なく、突然動悸がしたりなどの発作が起きました。
主な症状はこんな感じです。
※個人差があります。
・激しい動悸
・手足の震え
・めまい
・自分の手足が自分のものではない感覚
・死んでしまうのではないかという恐怖
所構わずこんな症状が出たので、私は外に出ることが怖くなってしまいました。
でも、どうしても出掛けなくてはいけないとき、電車や車に乗らなくてはいけないとき…ありますよね。
【電車の中で…】
そんなある日、一人で電車に乗らなくてはならない時が。
電車に揺られて5分…10分…
ああ、あと20分くらいここから降りれないんだ…
「あ、怖い。」
…そう思ったら、急にめまいがして、動悸が止まらなくなりました。
電車の中でのパニック発作でした。
幸い座席に座っていたので、そのまま駅に到着まで我慢しました。
約20分。とても長く感じました。長い長い恐怖との闘いでした。
その後も、その時の恐怖が忘れられず…
また電車に乗ったら…一人で出かけたら発作が起こるのでは?という思いから、一人で出かけることはなくなりました。
【無理をしてでも】
ちなみに私の病気のことは、両親と彼氏(今の夫)にしか話していませんでした。
周りの友達はみんな就職をしていて、私だけ働いていないなんて…
彼も一生懸命働いているのに…
ニート生活が半年を過ぎた頃、外出が怖いという気持ちはもちろんありましたが、働きたいという気持ちも出てきました。ええ、矛盾していますね。でもそれほど焦っていたのです。
両親は働きたいという私の言葉に「無理をしなくていい」と言ってくれました。
彼も、私の病気のことをとても理解してくれて、「無理のない程度に少しずつ外に出よう」と気遣ってくれました。
でも私の焦りは増すばかり…
ついには、「このままずっと両親に世話になっていられない」「無理をしてでも働いてみたい」「働いてみたら何とかなるんじゃないか」という気持ちに…。
【社会復帰】
その後体調の良い時を見計らって面接に行き、私は某化粧品会社のパートとして働くことにしました。
職場も近いし、1日4時間なら働ける!
そう思ったのです。
続きはまた次回お話ししますね。
◆今までの記事はこちらから
~パニック障害と家族と私~
・第1話 私の身体に起こったある変化
~憎き“S”との闘い~
・第1話 20代の頃からの密かな悩み
・第2話 きっかけをくれた夫の言葉
・第4話 自分ではどうしようも出来ないほどの失敗と遅すぎた私の決心・・・
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作者:おかゆママさん
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