突然の電話で告げられた信じがたい言葉【みなみちゃんへ、愛を込めて⑥】 by おかゆ

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◆今までのお話

【みなみちゃんへ、愛を込めて】

 

みなみちゃんが高校を自主退学し、それから疎遠になってしまった私たちでしたが、2年ぶりに再会し、一緒に成人式に出席することができました。

その後私のパニック障害が悪化したこともあり、メールのやりとりはたまにしていたものの、遊んだりすることはありませんでした。

しかしその年の末に、みなみちゃんから着信があったのです。

 

【受話器の向こう側にいたのは】

 

元気よく「久しぶりー!どうしたの!?」と電話に出た私。

 

ですが、電話の相手は…

 

 

えっ…

みなみちゃんじゃない…。

でも聞き覚えのあるこの声は…

 

 

みなみちゃんのお母さんだ!

でも何でみなみちゃんの携帯電話から???

 

 

 

するとみなみちゃんのお母さんの口から、にわかには信じがたい言葉が飛び出すのです。

 

「みなみがね…、」

 

 

 

みなみちゃんのお母さん、涙声でお通夜の日にちとか、説明してくれたのに…

全然覚えてなくて…

ただ、死因は脳出血だった、ということだけ、頭に残っていました。

 

何が何だか分からなくて、信じられなくて、夢かな?なんてふわふわした気持ちで、理解しようとすればするほど頭の中がぐちゃぐちゃで…

 

 

お通夜の日にちは、母が私の幼馴染みのお母さんから改めて聞いてくれました。

 

 

 

 

※次ページに続きます。

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