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実母に聞いた「もしものとき」で大失敗。考えるだけで「縁起が悪い」?という相手に…【私たちと終活④】by林山キネマ

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【両親の「終活へ」の考えかたと、知らな過ぎる私。】

 

実は、私20代前半で結婚して遠くに住んでいるため、あまりその手のことを聞いたことがなかったのです。

 

 

どこのお寺を使っているか、大体の場所を知っているくらい。保険関連の書類がある場所は…多分あのあたり?親戚は年賀状がある場所が分ったら…本当、こんな感じなのです。

両親が病気ひとつなく健康ならあまり深く考えないで済むのですが、父も母も年相応に病院に通って処方された薬を飲んでいるのです。

なので、軽い感じでちょっと踏み入って聞いてしまいました。

 

ところが…

 

 

びっくりするくらいブチ切れてさせてしまいました。

なるべく言い方に気を使って、少しだけ考えてくれたらと思ったのですが、まるでダメでした。

 

親の言う「そのときになったら何とかなるからいい」、

これは本人(親)が何とかする訳では無いですよね。

だって何かがあったときの話なので、本人が何もできなくなったとき周りの人が「何とかしてくれる」から「考えなくていい」ということ。

 

最終的に「昔の付き合いの友達なんてもういない」と言いだす始末。

今は夫婦二人で暮らしてて問題ないかもしれませんが、これが単身者だったなら仕事先の連絡先について子供や第三者は把握できる状態なのか…。

もしこれで本当に何かあったとき、バタバタするが簡単に予想がつきます。

あ~イヤだなぁ。大変そうなのわかってて、放置するの。

 

でも、聞くのもダメなの?

 

その後も会話になりそうもなく…

 

 

謝ってもたしなめても無理だったので、あわてて電話を切ってしまいました。

雰囲気は「もう二度とその話はするな」という感じでした。

 

結婚して親と離れてから20年以上過ぎました。まだ小さいお子さんがいる家庭では「うちはまだ先」と思うでしょう。

私も少し前までそう思っていました。

子供が小さいときは育児に忙しくて、「ちょっと落ち着けるようになったな」という時は子供は10歳くらい。その時で結婚12年目でした。

その後は「受験だ、大学だ」と毎日を過ごしているうちにあっという間に20年以上です。

ふと鏡を見ると「歳とったな」って思うんですが、同時に親も歳をとっているんですよね。

 

普段は教えてくれないけど年に一度ほど会うと、常用で飲んでいる薬の多いこと!

そんな両親の「もしものとき」を想定するだけでもそんなに悪い事なのでしょうか?

 

次回は、そんな自分の老化を受け入れられない相手にむけた「ある作戦」にまつわるエピソードです。

 

☆続きます!

 

 

~第1話はこちらから~

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