トラウマを語る、かつて傷つけてしまった娘。私に出来る『たったひとつの償い』は…【アホ夫婦が産後うつ・産後クライシスから回復するまで㉙】 by たんこ

「ママがイスをばーん!ってやって、そうまくんが泣いちゃったんだよね~」
そう笑う娘の言葉が、胸にグサリと突き刺さります。
そりゃあ、覚えてるよね…忘れられないよね…。
でも、それがまだ“触れてはならないこと”になっていないことに
私は少し、安堵していました。
きっと、このことが娘の中で“触れてはならないこと”になってしまったら、
その不安や恐怖は、娘の中で人知れず大きくなってしまう…。
それはきっといつか、娘の心を押しつぶしてしまう。
私はあえて、娘の話を掘り返すようにしました。
忘れたい、記憶から消したい出来事でした。
でも、家族を巻き込んでしまったのは消せない事実です。
「ママもあの時は疲れちゃってね、泣きたくなっちゃって…」
「でも、最近は疲れた時に助けてー!って言えるようになって…」
「そうすると、パパも助けてくれるから…最近、泣いてないでしょ?」
「あ…そうだね!」
私は幼少期、大人たちの言い争いが起こるたびに
“きっとこれは私のせいだ”と自分を責め続け、自分の気持ちを押し殺すようになっていました。
その繰り返しが、現在の卑屈で悲観的で絶望的な性格に繋がってしまっているのなら
娘には同じような思いはさせたくありません。
“あなたのせいじゃないよ”
あの頃の私が、欲しかった言葉です。
娘にとって衝撃的な出来事を起こしてしまった事実は、どうあがこうと覆せません。
「もしかしたら、またママも泣いちゃう時があるかもしれないけど…
それは、みーちゃんのせいじゃないからね」
でも、それが決して娘のせいではないことは
これからも何度も何度も、伝えていこうと思います。
「よくみーちゃんと遊んでくれてたお兄ちゃんが言ってたんだけどさ…
涙は、心の下痢なんだって」
「えー!」
「だから、出ちゃった時は出し切った方がカラダにいいんだって」
「な…なんかヤダーーー!!」
つづく
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作者:たんこさん
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