人生の最高傑作とは。私の意識を変えた教授の言葉【中学受験をした話⑮】 by ぴなぱ
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それまで私は教授が結婚していることも、お子さんがいることも知りませんでした。
中高大と作家として活動している女性の先生はたくさん見てきましたが、ほとんどが結婚していなかったし、作家として第一線で活躍するにはそうでなければいけないのかとすら思っていました。
それはあながち間違いでもなく、今の時代ならまだしも教授の時代は特に、作家として活動しながらの結婚は同業者からかなり止められたそうです。
それでも…
自分の制作がままならなくても、たとえ作家としての道が途絶えることになっても、それでも子育てがとても楽しかったと。
ひとりの人間を育て上げるのは、どんな作品作りよりもやりがいがあったと。
そしてどんな形になったとしても、我が子は自分にとって最高傑作にしかなり得ないと。
私が勝手に解釈した部分もありますが、そんなようなお話をされました。
もちろん結婚や子どもが全てではないということも併せて話されましたし、私に向けてではなく女生徒全員に向けてのお話だったと思いますが、その時結婚を考えていた私にはこの教授の話がすごく心に残りました。
ただでさえ私の世界は狭いのに、結婚したら、子どもができたら、家庭というさらに狭い世界に閉じこもることになる。そう思っていたけど、教授はそこでこそ広がる世界もあると。
自分もいつか教授のように作家になる、とは全く思えませんでしたが、それでも結婚に対する意識は一変しました。
結婚するのは逃げじゃない。そこでこそ学べることや、感じられることがある。要は自分がどういう心持ちでそこにいるかにかかっているのかもしれない、と。
教授のように自分の生き方に自信が持てるよう、まずは自分のいる場所で頑張ってみようという気になりました。
続きます。
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