ちくまサラと申します。
今までのお話
手紙を盗み見ていた半数以上のクラスメイトを相手にしても、ナミちゃんたちはひるみませんでした。

私は「今日は誰誰から無視された」とか「こんなことがあった」などの内容を手紙に書いていました。
ほとんどが愚痴のような内容で、それに対してナミちゃんが怒った返事を書いてくれたりしました。
結果的に、いじめてきた人に対する悪口のような感じになっていたのは事実です。
彼女たちは、それに対して怒っているようでした。



ナミちゃんたちと、クラスメイト達のやり取りを、私は震えながら見ることしかできませんでした。
私に対して悪意のある人がこんなにいる。
いつ自分が、やり玉にあげられるか分からない。
その恐怖でいっぱいでした。
その時…
※次ページに続きます。
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