
いじめの初日に、私をのけ者にした女子たち(③話参照)が
普通に話しかけてきたのです。
それどころか…

同じグループだった子(②話参照)も話しかけてきました。
他の子にするのと同じように、私にもプリクラを渡してきたのです。

「うちらはいじめてないから」と言ってきた2人(⑪話参照)はもちろん
私とナミちゃんの立ち話を覗いてた人達(④話参照)も
休み前にあんなことがあったA本さんとB崎さんですら、
まるで最初から何もなかったかのように、私に接してきました。

私は大混乱でした。
「今まであんなに酷いことをしてきたくせに、ふざけるな」という怒りもありました。
でも、それ以上に私は…

無視されなくなった、仲間外れにされなくなったことが、物凄く嬉しかった。
「私のことをいじめたあんたたちと仲良くなるなんて、こっちから願い下げだ!」
と言えればカッコイイんでしょうけど、私はそこまで強くなかった。
“いじめが終わった”
その事実が、喜びが、戸惑いや混乱や怒りよりも、はるかに勝っていたのでした。

始まりのキッカケは、私の手紙がクラス中に回し読みされたからだろうけど、一番最初に同じグループだった2人にハブられたキッカケはいまだに分かりません。
終わりのキッカケは、強いて言えば「冬休み」なんだろうけど…
キッカケというよりは、なあなあになって終わったという印象でした。

いじめが終わってしはらく経ってから、
私は母から呼び止められました。
そして、驚きの事実を知ることになるのです。
続きます。
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