平等に扱われなかった立場からの「願い」と「不安」【一人目と二人目・平等な育児⑦】 by 林山キネマ

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【子供を平等に扱えないって仕方ないこと?】

 

たぶん、一定数いると思うんです。

 

 

食べ物なら一品や二品くらい食べられないものがあっても、問題なく生きていけます。別の食品でも補えますよね。

好きでもない食べ物を好きになるのが難しい人もいるし、動物の好みだって同じです。

 

 

子供を平等に思えないのは『本能的なもの』か、『持って生まれた性格』のせい…、そう考えてみてはどうでしょう。

(私は平等に扱われなかった立場からそう思うことにしたのです。)

だけど、母と似た感覚を持つ、子供を平等に扱えない人にお願いしたいことがあります。

 

 

平等でなかったとしても、本人に気づかれないようにしてほしいです。

一方的な希望の押し付けで申し訳ありません。しかし、子供たちは大人になってもその心の傷を抱えて生きていくのです。

悩みが絶えない多感な時期に、大事にされてないと感じると絶望的な気分になります。

 

◆そして息子たちに話す、実母のこと。私の不安。

 

私の息子たちには高校生になってから、私の実母があまり平等でなかったこと、

子供っぽすぎること、そのために私は実母に期待しなくなったことを、ゆっくり時間をかけて少しずつ話していき納得してもらいました。

息子は「お母さん大変だったね」と同情し、私に優しい言葉をかけてくれました。

そして今でも振り返ります。

 

 

息子が小さな時から何度も、今も冷静に考えます。

「私は二人の息子を平等に扱えているだろうか」

それから何より、本人たちに「平等に扱われている」「大事にされている」とちゃんと感じてもらえているだろうか?

息子からはそう思ってもらえず、私だけが満足しているようなことがあったら怖いです。

人の考えや感じ方行動範囲を、自分の思い通りにコントロールしようとしたなら、それは過去に母が私にしてきた抑圧と一緒になってしまいます。

 

息子たちはもう大きくなったけど、私のするべきことはまだ終わっていないと思っています。

平等に扱うのは、大人になって独立していった後も同じです。

 

一人目(全6話)二人目(全5話)のそれぞれの育児の話に始まり、平等な育児のシリーズ全7話を全部で18話にわたって書いてきました。

これにて完結です。長く読んで頂き、本当にありがとうございました。

 

次回から新しいエピソードになります。

子供にゲームやスマホを与えかたで、苦労した12年間を書いていこうと思います。

引き続きお付き合いいただければ幸いです。

 

~【一人目と二人目・平等な育児】の第1話はこちらから~

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