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私も結核の濃厚接触者?不安が膨らんだ保健師さんとの面談【めおと34年も続けると㉖】 by 山田あしゅら

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しかし、面談が始まると皆さんの対応はとてもソフトでした。

 

 

義母の世代は

子どもの頃結核に感染し

それこそ何十年もの間保菌したまま知らずに過ごしている人が少なくありません。

そして高齢になり、免疫力が衰えると身体の中で眠っていた結核菌が

『ムクッ』と起きだすことも珍しいことではないのです。

 

転院前の病院の看護師さんからも

 

 

とアドバイスされて、少し安心してはいましたが

本当のところ自分自身は大丈夫なのか?

肝心な部分は確信が持てず不安は未だ残っていました。

 

しかし、保健師イワタさんの説明はとても分かり易いものでした。

 

発症以前ならたとえ保菌者であっても周りの人間に感染させることはなく

 

 

もし、在宅介護中の発症なら十分濃厚接触の恐れはあっても

入院して1年以上経ってから発症した義母の場合まず心配する必要はないそうです。

 

 

最悪のタイミングと思っていた義母の結核発症でしたが

イワタさんの説明に私はホッと胸をなでおろしました。

 

もしかしたら義母はこの期に至るまで発症を待っていてくれたのかもしれない…。

ふと、そんな思いさえわいてきます。

 

 

面談は40分ほどで終わり

私は来た時とは全く違った足取りで帰ることが出来ました。

その後、何度となくイワタさんにはお世話になりましたが

あれから1年後のコロナ禍の今

ご存知の通り保健所は大混乱。

イワタさんと直接話しも出来ないまま

保健所へは電話で検査報告するのみのやり取りになっています。

 

 

1日も早い終息を心から祈りたいと思います。

 

つづく

 

~第一話はこちらから~

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